湿気が高い家を売る3つの方法!湿気の原因やデメリットなどもわかりやすく解説

湿気が高い家

日本の気候はもともと高温多湿であるため、家の中も湿気が高くなりやすいです。湿気が多いとシロアリやカビが発生してしまうなど物件に悪影響を与えかねません。

そのため、湿気の多い家を売却するか建て替えるか判断に迷っている人も少なくありません。

この記事では、湿気の原因やデメリットを詳しく解説するので、売却するか建て替えてそのまま住み続けるかの判断材料にしてみてください。

また、湿気の高い家を売る方法もわかりやすく説明しているので、参考にするとよいでしょう。

湿気が高い家の主な原因

原因
家の湿気が高くなるのは、日本の気候だけが原因というわけではありません。たとえば「立地」や「住宅構造」によって湿度が上昇してしまいます。

次の項目から、主に立地と住宅構造によって湿度が高くなってしまう原因についてわかりやすく説明します。

土地が低く雨水が溜まりやすい

家の湿気が高くなる理由の1つに、所有する土地が周辺地域よりも低いということが挙げられます。雨が多くなると雨水などは高い土地から低い土地に流れます。

自治体などで排水処理をおこなっていたとしても完全に雨水や湿気を取り除くことは難しく、土地の周辺に多量の雨水が溜まってしまうでしょう。

その雨水が蒸発することで水蒸気として湿度を上昇させることになります。

雨水が溜まりやすい地域に物件を所有しているのであれば、換気や除湿機の使用などの適度な除湿対策をおこなうとよいでしょう。

水田や湿地を造成した土地

もともと水田や湿地だった土地を造成し宅地として利用している場合、そこに建つ家の湿気は高くなることがあります。

水田や湿地を造成して宅地にしたとしても、通常の土地よりも地中の水分量が多いと考えられます。

そのため、地中の水分が蒸発することによって建物の湿度を上昇させる原因になる可能性が高いといえます。

また、河川や池などの埋め立て地は地震による液状化リスクが高いため、水田や湿地などの造成地も液状化リスクが比較的高いでしょう。

液状化が発生するメカニズムや対策などは以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

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通気性や調湿性が悪い

外壁の床下部分や周壁には通風を効果的におこなうために「換気孔」が設けられています。通常であれば、換気孔により風が通り抜けるため通気性が保たれます。

しかし、エアコンの室外機などの設置により換気孔をふさいでしまったり、換気孔部分に増築等をおこなうなどの理由で空気の循環が悪くなってしまうことがあります。

また、寒さ対策や住宅需要の変化から気密性の高い家が増えています。気密性は通気性と相反関係にあるため、気密性が高ければ通気性は低くなります。

そのため、建物内の湿気が逃げにくくなり湿度が高くなってしまうというわけです。

床下の空間が狭い

床下の空間が狭いことで通気性が悪く湿気がたまりやすくなります。住宅の除湿性を維持するために地面から床上までの高さは「45cm以上」でなければならないとされています。(建築基準法施行令第22条1項)

この施行令が定められる前に建てられた家は現在の基準を満たしていないことが考えられます。そのため、十分な除湿性や通気性などの効果が低く湿気がたまりやすくなるでしょう。

また、床下の構造によっては躯体がむき出しになっていることがあるため、湿気を好むシロアリの被害にあってしまう恐れがあります。シロアリ被害を最小限に抑えるには数年に一度の定期検査をおこなうとよいかもしれません。

参照:電子政府の総合窓口e-Gov「建築基準法施行令第22条1項」

水漏れや雨漏りがある

地震などの影響で配管に穴があいた」「家の老朽化で雨漏りしている」などの原因によって家の中の湿気が高くなってしまうこともあります。

このように立地や住宅構造そのもの以外の原因であれば修繕・リフォームすることで、湿気の高さを抑えることが可能です。

以前よりもジメジメして湿気が高いと感じたのであれば、配管や屋根などを検査してみるとよいでしょう。

住宅を検査する場合「ホームインスペクション(住宅診断)」を専門家に依頼することで、物件の状態や欠陥の有無、修繕すべき箇所を詳細に調査してもらえます。

もし雨漏り被害のある家を売却するのであれば、以下の記事を参考にするとよいでしょう。

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日当たりや風通しなどが悪い

所有物件の近くにアパートやマンションなど高い建物が建設されることによって、日当たりが悪くなってしまうケースもあります。

日当たりが悪くなってしまうと乾燥しづらくなるため湿度が高くなってしまいます。

また、袋地のように物件が周辺の建物に囲まれていることで、風通しも悪くなってしまいます。その結果、空気が循環せず多くの湿気がその場に留まってしまうでしょう。

日当たりの悪い家の売却を検討しているのであれば、以下の記事が参考になるかもしれません。

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湿気が高い家のデメリット

デメリット
湿気が高くなると建物にさまざまなデメリットを与えます。湿度が高い状態が続いてしまうと、シロアリやカビの発生などの原因になってしまいます。

シロアリやカビによって建物に被害が及ぶと物件の価値が低下してしまう恐れもあります。

シロアリやカビなどが発生する

湿気が高くなるとシロアリやカビの発生リスクが上昇します。シロアリは水分や湿気を多く含む木材を好むため、柱や梁など住宅の基礎を食い荒らしてしまいます。

その結果、住宅の基礎がボロボロになってしまい家の耐久性を損なってしまいます。

また、カビが発生することで家をカビ臭くさせたりするだけでなく、カビを吸い込んでしまうことで病気の原因になることもあります。

カビのみであれば専門業者に依頼することで、除去することが可能であり予防もしてくれるでしょう。

ただし、シロアリ被害にあってしまった場合、シロアリを駆除したあと修繕やリフォームなどをおこなう必要があります。

ちなみに、シロアリ被害にあった家の売却方法は以下の記事でわかりやすく解説しているので、売却を検討している人は参考するとよいでしょう。

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物件の価値が下がる

シロアリやカビが発生すると瑕疵物件として扱われるため価値が下がる可能性もあります。

シロアリ被害の規模が大きく住宅の耐久性が低下していると、地震や暴風雨によって建物が倒壊してしまう恐れがあります。

また、前の項目で説明したようにカビは病気の原因にもなってしまい、物件の印象にも悪影響を与えます。

このようにシロアリやカビが発生してしまうことでさまざまなリスクを抱えます。そのため、買主が見つかりにくくなり、見つかったとしても値下げしなけばならないでしょう。

建て替えても湿気が高くなる可能性もある

「自宅から職場までが近い」「子どもの生活環境を変えたくない」などの理由で住み替えではなく建て替えを検討している人もいるでしょう。

建て替えする際は湿気の高さを改善するために「高気密高断熱の家」を選ぶケースもあります。

高気密高断熱の家・・・家のスキマを少なくするため防湿シートや気密テープ、断熱材などを使って建てられた気密性と断熱性を高めた住宅のことです。

気密性が高いことで外の湿気が部屋に入りづらくなります。一方で、部屋の中の湿気も外に追い出しにくくなるというデメリットもあります。

そのため、こまめに換気しなければ高気密高断熱の家だとしても湿気の高さは改善されないことも考えられます。

湿気の多い家を売る3つの方法

売却
湿気の原因やデメリットを理解した上で物件を売却するのであれば、どのように売るのか物件の状況や条件に合わせて売却方法を決定しましょう。売却方法は主に3つあります。

  • 修繕をしてから売却する<
  • 更地として売却する
  • 訳あり物件専門の買取業者に売却する

次の項目からそれぞれについてわかりやすく解説するので、自分に合った方法を選択してみてください。

修繕をしてから売却する

湿気の高い家は売却価格が低くなる傾向があります。シロアリやカビが発生している家なら、通常の物件よりも安価になってしまうでしょう。少しでも高く売るには修繕やリフォームが有効なケースがあります。

シロアリの駆除やカビが発生した壁の張り替えなどをおこなって物件をキレイにすることで相場に近い価格で売却できるかもしれません。

しかし、大規模な修繕・リフォームとなると数百万円の費用がかかることもあります。また、工事期間が長期間になることもあります。

そのため、費用と工事期間、売却価格などを比較した上で修繕するか判断することが大切です。

更地として売却する

シロアリによって躯体に大きな被害が及んでいたり、修繕・リフォームに多額の費用がかかるなどの場合、家を取り壊し更地にして売却した方が高く売れることがあります。

更地で売却することで買主にとって家の解体費用がかからず、購入してすぐに新築工事に取り掛かることも可能です。

また、宅地以外にも資材置き場や駐車場として土地を探している個人や法人などさまざまな条件を持った買主がターゲットとなるため、売却する機会が広がります。

ただし、建物の解体費用や更地の維持管理に費用がかかります。そのため、売却までに時間がかかってしまうと多くのコストが必要になることも加味した上で判断しましょう。

訳あり物件専門の買取業者に売却する

「湿気が多くジメジメした印象によって買主が見つからない」「シロアリ・カビが発生してしまった」などの場合、訳あり物件専門の買取業者に売却することも検討してみましょう。

大手不動産会社や一般物件をメインとして扱う買取業者では、湿気の多い物件やシロアリ被害にあった家などの訳あり物件の買取自体を拒否されてしまうこともあります。

一方で、訳あり物件を専門に扱う買取業者であれば、相場に近い価格で買い取ってくれる可能性もあります。

数ある買取業者の中でも、訳あり物件のエキスパートが勢揃いした「クランピーリアル・エステート」は湿気の多い家でも高価格での買取を実現しています。

湿気の多い家は当社が高く買い取ります!

当社クランピーリアル・エステートでは、湿気の多い家やシロアリ被害にあった瑕疵物件でも積極的に買い取っております。

訳あり物件専門買取業者として数々の実績を誇り、査定スピードや価格も満足のいくものになるよう自信を持ってサービスを提供しております。

売却・買取に関して無料相談もおこなっていますので、疑問や不安がある人などはぜひ以下のリンクからお気軽にご相談ください。

湿気の高い家を売る際のポイント

ポイント
家の中の湿気が高くなってしまうことでシロアリやカビなどが発生したり、建物の価値が下がってしまうなどのデメリットがあります。

「水田や湿地を造成した土地」や「周辺の建物によって日当たりの悪い土地」などのため、物件を売却して住み替えることも選択肢のひとつです。

湿気の高い家を売る際のポイントをわかりやすく解説するので、売却活動の参考にしてみてください。

湿気の原因が立地にある物件は建て替えよりも売却

湿気の高い家に住んでいる場合の対処方法は「建て替え」と「売却」の2つがあります。

湿気の高さの原因が「屋根の破損による雨漏り」「床下の除湿性の低さ」など建物や基礎工事にある場合、建て替えや大規模修繕すれば原因を解決できるかもしれません。

しかし「土地の周辺に雨水が溜まりやすい」「水田や湿地を造成した土地の上に家がある」など、湿気の原因が立地にある物件は売却した方がよいといえます。

湿気に強い家を同じ土地に建て替えたしてもその立地に湿気の原因があるため、新たな家も湿気が高くなってしまうことも考えられます。

どうしてもその土地に住み続けたいという特別な理由がないのであれば、物件売却を視野に入れるとよいでしょう。

瑕疵担保責任に注意する

不動産売却において物件に瑕疵(欠陥や不具合など)があれば、すべての瑕疵を買主に告知しなければなりません。

シロアリやカビなどは瑕疵担保責任の対象です。また、湿気の高さ自体が瑕疵と判断されてしまうケースもあります。高く売りたいからといって故意に瑕疵を隠して物件を売却してはいけません。

なぜなら、売却後に瑕疵が見つかると「瑕疵担保責任」が追求され、買主から契約解除や損害賠償を請求されてしまう恐れがあるからです。

瑕疵担保責任についてより理解を深めたいという人は、以下の記事を参考にするとよいでしょう。

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まとめ

湿気が高い原因はいくつかありますが、湿気の原因が立地にある物件は建て替えよりも売却の方がよいといえます。なぜなら、湿気に強い家を建てたとして室内の湿気が高くなる可能性があるからです。

ただし、湿気の高い家を売るためには瑕疵担保責任に注意しなければいけません。

また「修繕して売却する」「更地にして売却する」「訳あり物件専門の買取業者に売却する」など自分に合った方法を選択する必要があります。

湿気の高い家の売却方法の判断が難しいのであれば、早めに不動産業者に相談することが大切です。

最終更新日:
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