平屋を高く売る4つのコツと税金を解説!平屋住宅のメリット・デメリットも詳しく説明

平屋

昔ながらの家というイメージが強く、需要がないと思われがちな平屋。しかし、近年では少子高齢化や核家族化などの影響から、平屋の購入を希望する世帯も増えています。

実際に所有している平屋が古くなってしまったり、不要な平屋を相続した人は

・平屋を高く売却する方法を知りたい!
・平屋の売却時にかかる税金はどうなっているの?
・平屋のメリット・デメリットを知って売却活動に活かしたい

など、さまざまな疑問や悩みがあるかもしれません。

この記事では「平屋の売却を検討している人」に向けて、不動産専門家がプロの観点から解説し、あなたの疑問やお悩みを解決します。

具体的には

・平屋をより高値で売却する4つのコツ
・平屋の売却時にかかる税金
・平屋のメリット・デメリット
・完全分離型の二世帯住宅における平屋の活用について

などの内容を、重要なポイントに絞って紹介していきます。

この記事を読めば、納得できる価格で平屋を売却できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

また、平屋の特徴やメリット・デメリット、二世帯住宅の平屋についても説明しています。

平屋を高額で売却する4つのコツ

売却
「住んでいる平屋から新しい家に住み替える資金がほしい」「親から平屋を相続したけれど、相続税の負担を軽くしたい」などの理由で、平屋を売却したい人もいるでしょう。

まずは平屋を少しでも高く売却するための基礎知識やコツを解説するので、売却活動の参考にしてみてください。

1.平屋の売却相場を調べる

平屋といっても、広義では一般的な家と同じ「住宅」と扱われます。

不動産の価値は「土地の価格+住宅価格」が根底にあります。

平屋は一般的な住宅と比べて土地の面積が広いため、売却時には住宅より土地の価格が高くなることが多いです。

住宅自体の価格は物件の状態や間取り、築年数などで変わります。

土地の価格相場は「実勢価格」・「公示地価」・「路線価」・「固定資産税評価」など複数の要素から調べられますが、路線価から調べる方法がもっとも容易です。

路線価から土地の価格相場を調べる方法は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事
土地売却
土地を売却したいと考えている人は、自分の土地はいくらで売ることができるのかということが一番気になるのではないでしょうか。 不動産にあまり詳しくない場合「土地の売却価格はどのように決まるのか」「土地の相場はいくらくらいなのか想像がつかない」など、さまざまな疑問や悩みを抱えている人も多いでしょう。 また、自分の大切な財産で…

築年数が古い平屋はリフォームも検討

平屋に限らず、住宅の価値は築20年程度でほぼゼロになってしまうといわれます。

どんな家でも、時間経過によって傷みや劣化などが増えてくるからです。

一般的な2階建て住宅などの場合、2階までリフォームしなければならないケースも多く、その分費用もかかるため、リフォーム費用が高額になりやすいです。

しかし、平屋は階数がないので、リフォームがしやすく費用も抑えられます

平屋を取り壊す場合も、一般的な2階建て住宅と比べて安い費用で解体できるので、築40年以上経過した平屋など、リフォームするメリットの少ない平屋は更地にしてしまうのも手です。

平屋は解体費用が安いうえに、土地が広いので高額で売却できる可能性が高いため、更地にするメリットは大きいです

※建物自体の面積という観点から見ると、一般住宅よりも広さがある平屋は解体費用が割高になるケースもあります。

関連記事
築40年 家 売る
築40年以上が経過した築戸住宅はさまざまな箇所の汚れや老朽化が目立つようになります。リフォームや修繕をすればまだ住めると考える人もいれば、売却をして新築に引っ越したいと思っている人も多いでしょう。 しかし、「築古住宅は売れない」、「資産価値がゼロに近い」などと語られることもあり、売却に不安を感じている人がとても多いのが…

2.修繕して売却する

経年劣化により平屋の外壁塗装が剥がれていたり、内装の床や壁紙、設備などに汚れや不具合などがある場合は、修繕してから売却すればそのままの状態よりも高く売れるかもしれません。

費用は多少かかりますが、平屋を修繕して綺麗にするだけでも、良い印象を与えられるため、買主も前向きに購入を検討してくれる可能性が高いです。

また、リフォームやリノベーションによって住宅の機能が回復・向上すれば、査定でも評価されるため、売却価格も上げられます。

ただし、内装にこだわりがあるなど、自分自身でリフォーム・リノベーションすることを前提に平屋を購入したい買主もいます。

買主のニーズも考えながら、平屋を修繕するべきか否か判断しましょう。

3.更地にして売却する

築年数が20~25年以上の木造住宅は、一般的に市場価値がほとんどありません。

そのため、売却したい平屋が木造かつ築20年を超える場合、解体して更地にしたほうが高く売却できる可能性が高いです。

買主からすると、新築を建てる際に建物を解体する費用や手間が必要ないので、いますぐ自由に活用できる更地は、築年数の20年以上の木造住宅より人気があります。

また、通勤・通学や買い物などで利便性の良い土地であれば、住宅用地としての需要があり、高値でも購入したい買主が見つかるかもしれません。

平屋を解体せずに売却するか、更地にして売却するか迷った場合、不動産業者に売却方法を相談するとよいでしょう。

平屋の解体費用について

住宅の解体費用は「坪単価×建物の床面積」で計算され、住宅構造の種類によって一坪当たりの単価が異なります。

木造住宅の場合は1坪3~4万円、鉄骨住宅の場合は1坪3.5~4.5万円、鉄筋コンクリート造の住宅は1坪5~8万円が相場といわれています。

例えば、40坪の木造住宅を解体する場合、約120~160万円の費用がかかります。

昔ながらの木造平屋は坪単価が安いかもしれませんが、床面積が広い傾向にあるため、2階建て住宅などに比べて解体費用が割高になってしまう恐れもあるため注意しましょう。

関連記事
解体
古家などの建物が建っている土地を売却しようと考えている人は、解体費用や解体後の税金について気になっているかと思います。 「解体費用はどのくらいかかるのか」 「更地にすると税金の負担が増えると聞いたので心配」 「更地にしてからの売却と、現状のまま古家付きで売却するのではどちらがよいのか」 など、土地売却における古家や建物…

4.不動産買取業者に売却する

平屋の修繕や解体などに費用や手間をかけたくない場合や、なかなか買主が見つからない場合は不動産買取業者へ売却するとよいでしょう。

とくに訳あり物件を専門に扱う買取業者であれば、平屋が古くてもそのままの状態で買い取ってくれる場合があります。

売れない平屋を放置していると、ゴミを不法投棄されたり不審者の住処にされてしまうなどの空き家問題に発展して、周辺住民にも悪印象を与えてしまうリスクがあります。

買取業者であれば、たった数日で平屋を買い取ってくれるケースもあり、仲介手数料もかからず、瑕疵担保責任に問われる心配もないため、売却方法の1つとして検討するとよいでしょう。

古くなった平屋の買取は当社でもおこなっています

当社は今回のテーマでもある平屋をはじめ、訳あり物件、事故物件など問題を抱えたさまざまな物件の買取に対応しております。

なかなか売れない価値の低い不動産でも、一般的な不動産業者よりも高額査定して、最短48時間で買取できますので、ぜひ以下の買取専門窓口からお問合せください。

また、無料相談もおこなっていますので、平屋の売却に疑問や不安がある方もお気軽にご相談ください。

他の不動産業者では断られるような「問題ありの物件」も、当社にお気軽にご相談ください!

平屋を売却する時にかかる税金

税金

印紙税は、不動産の売買契約書に記載された取引価格に応じた金額の収入印紙を貼り付けて納税します。

不動産売却によって利益を得た場合、確定申告をして住民税と譲渡所得税を納税しなければなりません。

ただし、譲渡所得税に関しては特別控除を受けられる場合があるため、今回は特別控除について解説していきます。

譲渡所得税に関して詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事
譲渡所得税
自宅を売却した際、税金がどうなるのか気になるところですが、譲渡所得税という不動産を売却するときにかかる税金があります。 不動産を売却した際に売却益が出る場合、その年の年度末に確定申告をする必要があり、それによって節税にもなります。 売却して損失が出た場合は、税金がかかりませんし、損失した場合、税金が安くなる特例もありま…

譲渡所得が3000万円以下だと税金がかからない

住宅や土地などの居住用財産を売却して得た譲渡所得に対して、3,000万円の特別控除が適用される特例があります。

そのため、物件の売却利益である譲渡所得が3,000万円以下の場合、特別控除によって実質的に譲渡所得税の負担がなくなります。

また、物件を夫婦共有名義で所有している場合、夫と妻それぞれに3,000万円の特別控除が認められるため、夫婦2人で合計6,000万円の特別控除を受けることも可能です。

特別控除適用には基本条件がある

3,000万円の特別控除を受ける際にはいくつかの注意点があるため、事前に把握しておきましょう。

まず、3,000万円の特別控除が適用されるには、以下の基本条件があります。

  • 自分が住んでいる家屋を売るか、家屋とともにその敷地や借地権を売ること
  • 現在住んでいない場合は、住まなくなった日から3年目に当たる年の12月31日までに売ること
  • 家屋を解体した場合、譲渡契約までの間に土地を住宅以外に使っていないこと
  • 売り手と買い手が、親子や夫婦など特別な関係ではないこと

参照:国税庁「マイホームを売ったときの特例 2特例を受けるための適用要件」

相続などで取得した物件は別の条件がある

相続などで取得した物件を売却して、特別控除を受けるためには別の条件を満たす必要があります。

相続などで取得した物件を売却する場合、特別控除を受けられる条件は以下の4つです。

  • 昭和56年5月31日以前に建築された家
  • 一軒家(一戸建て)であること
  • 相続する前に被相続人以外の人が居住していないこと
  • 相続した日から3年目に当たる年の12月31日までに売ること

仮に相続などで取得した平屋を売却して特別控除を受けるためには、昭和56年5月31日までに建てられた一軒家(一戸建て)であり、相続前の住居人は被相続人(亡くなった人)ただ1人でなければいけません。

参照:国税庁「被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの特例 2特例を受けるための適用要件」

適用期限が設定されている

特別控除には適用期限が設定されており、2019年12月31日までに売却(譲渡)しなければ、特例を受けられません。

不動産を仲介で売却するまでに平均3~6カ月かかるといわれていますが、物件自体の状態や立地条件によっては1年以上も売れ残ってしまうケースもあります。

そのため、平屋を仲介業者に依頼して売却する場合、特別控除の適用期限を意識して売却活動を進めることが大切です。

平屋のメリット・デメリット

平屋
平屋とは、日本の伝統的な民家によく見られる1階建ての建物です。

高い天井や広い窓、吹き抜けなど開放的な空間を作りやすい造りになっているため、家が広く感じられます。

また、階段や高い段差などが無いため部屋を移動しやすく、お年寄りなども生活しやすい造りが特徴ともいえるでしょう。

平屋のメリット

生活しやすい造りになっている平屋住宅ですが、メリットを具体的に解説していきます。

災害に強い

地震や台風などの災害に強いことも平屋の特徴の1つです。

建物が高くなるほど、揺れや強風の影響を受けやすくなるため、1階建ての平屋は複数階の住宅に比べて被害を抑えられるメリットがあります。

平屋のニーズが上昇中

少子高齢化や核家族化など時代の変化に伴い、平屋のニーズが高まってきています。

古風な平屋でも、現代的にリフォームすれば、おしゃれな空間を実現できることから、近年は若い夫婦などにも人気があります。

また、1階建ての平屋は家族団らんの時間を作りやすく、階段や段差が少ないため、老後も暮らしやすいこともメリットの1つです。

こうした将来を見据えて、新築で平屋を選ぶ人だけでなく、複数階ある住宅をリフォームして平屋に減築する人も多いです。

家族構成の変化や住宅空間への意識変化によって、幅広い層から人気を集めているため、平屋を売却するメリットは大きいでしょう。

家族とコミュニケーションがとりやすい

1つのフロアの中にすべての生活スペースが集まる平屋は、家族同士で顔を合わせる機会が多くなり、コミュニケーションもとりやすくなります。

一方で、2階建ての住宅で玄関から直接2階に上がるような構造の場合、子どもが家に帰ってきても気づかないことも少なくありません。

また、子供が1日中部屋に篭もって2階から降りてこないため、家族間のコミュニケーションが減ってしまう家庭も多いです。

しかし、平屋であれば家族の存在をより身近に感じられ、会話が弾みやすくなるかもしれません。

子供の世話がしやすい

平屋は構造上視界が開けており、炊事や洗濯など家事をしている際も子どもに目が届きやすく、世話がしやすいです。

子育て世代の夫婦にとって、子どもが階段から転落してしまったり、おもちゃや落ちている物を飲み込んでしまうなどの事故や怪我は心配だと思います。

平屋なら基本的に階段を必要としないため、階段から転落する危険性がないうえ、子どもを見守りやすく異変に気づきやすいため、家庭内での怪我にも繋がりにくいです。

2階建てや3階建てなどの住宅に比べて、平屋は安心して家事や育児に専念できるかもしれません。
 

老後も暮らしやすい

高齢になると体力や運動機能の低下により、階段の上り下りも難しくなりますが、階段を必要としない平屋であれば、老後も快適に暮らしやすいです。

実際に高齢者(65歳以上)の家庭内における事故発生場所は「階段」が18.7%を占め、2番目に事故が起きやすい場所です。

高齢者

参照:内閣府「平成28年版高齢社会白書(全体版)第2節 高齢者の姿と取り巻く環境の現状と動向」

また、段差を極力減らすなどのバリアフリー設計された平屋であれば、つまずきによる転倒事故の防止になり、車イス生活になった場合でも生活しやすい環境を保てるでしょう。

平屋のデメリット

開放的な間取りで生活動線も良いため住みやすそうな平屋ですが、デメリットもいくつかあります。

日当たりが悪くなりやすい

都心部のような建物が密集している地域では、背の高い周辺のビルや階数の多いマンションなどに太陽の光が遮られ、平屋は日当りが悪くなりやすいです。

また、方角や間取りによって日が当たらない場所が生まれてしまう場合もあるので注意しましょう。

プライバシーの確保が難しい

平屋は開放的な空間を作りやすい反面、個人のプライバシー確保が難しいです。

例えば、広い窓を設けることで外から見られやすくなりますし、室内においても家族同士のプライベート空間が曖昧になってしまうことも少なくありません。

ですので、家族同士の中が良好でない場合、平屋を選択するべきではないでしょう。

防犯上のリスクが増大する

すべての部屋が同じフロアに集中する平屋は、2階建てや3階建ての住宅に比べて1階の窓が多く、空き巣などが侵入しやすいです。

ちなみに、警視庁の資料によると、空き巣の侵入経路は半数以上(56.8%)が窓からです。

平屋の特徴でもある窓の多さが、防犯上のリスク増大に繋がるため、防犯対策は厳重に施しておきましょう。

参照:警視庁「平成30年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況」

二世帯住宅平屋の住みやすさと売りやすさ

平屋 二世帯住宅
1階建てである平屋は、バリアフリー面では住みやすい住宅だといえます。

しかし、二世帯や三世帯など住居人の数が多い家族の場合、構造的に平屋は住みにくく、多くは2階建てなどの一般住宅を購入します。

家族間のコミュニケーションが取りやすい半面、共用部が多く世帯間でのプライバシーを保ちづらい点が敬遠される原因でもあります。

二世帯以上なら完全分離型の平屋を提案

二世帯住宅として平屋を選択する場合、住宅を完全分離型にすると住みやすいです。

完全分離型とは、建物自体の繋がりは共有部分などで保ちつつ、玄関を世帯ごとに別々で設けるような間取りのことをいいます。

1つの住宅内に2つの別々の家庭があるイメージで、「世帯ごとの暮らしにお互い干渉しない」ことを目的としています。

平屋 二世帯住宅

平屋は2階がないので、左右分離(縦割り)の間取りでないと完全分離型にはできませんが、土地が広いので十分に各世帯の住まいを分離できることでしょう。

※完全分離型住宅の中には風呂場やキッチンなども別々にしている住宅もあります。

平屋を売却したい場合、完全分離型の二世帯住宅にリフォームすれば、世帯人数が多いファミリー層に向けて高額で売却できるかもしれません。

売却のしやすさは?

平屋は一般的な2階建ての住宅よりも売却しにくいです。

住宅を購入する層はファミリー層が多いので、部屋同士がきちんと区切られていない平屋を選ぶ家庭は少ないからです。

とくに世帯人数が多くなるほど、各個人の居住空間の確保が大事になるため、必然的に階数のある一般住宅を選びます。

高齢者がいたり夫婦のみの生活であれば需要あり!

子どもが自立して家を出ていった後の夫婦や居住人に高齢者がいる場合などでは、平屋の需要は高いかもしれません。

平屋は階段がなく段差も少ないので、高齢者にとっては「部屋の行き来がしやすい」「すぐに家族とコンタクトが取れる」などのメリットがあります。

また、夫婦2人だけで住む場合、2階建て住宅で居住空間を分ける必要性がないのでデメリットも少ないです。

このような平屋を欲しがる買主のニーズをよく知っておけば、ごく普通の平屋でも高値で売却できる可能性が高まります。

まとめ

平屋は昔ながらの家というイメージが強いため、需要がないと思われがちですが、少子高齢化や核家族化などの影響から、平屋の魅力が再認識されています。

そのため、需要が高まっている昨今、ターゲットのニーズに合わせて平屋に住むメリットを宣伝すれば、買主が見つかる可能性は高いでしょう。

平屋を高額で売却したいのであれば、リフォームやリノベーションをしたり、更地にしてから売却しましょう。

修繕や解体に費用も手間もかけたくない場合、買取業者に依頼すればすぐに買取してもらえるので検討してみるのもよいでしょう。

最終更新日:
不動産売却の専門家が、あなたの疑問に回答します!プロだけがお答えする信頼性の高い掲示板です。不動産お悩み相談所。質問はこちら。

訳あり不動産の売却をご検討の方は今すぐご連絡ください

0120-543-191