平屋を高く売る3つのコツと税金を解説!平屋住宅のメリット・デメリットも詳しく説明

平屋

住んでいる平屋が古くなったり、いらない平屋を相続した場合、売却を考える人もいるでしょう。

平屋は日本において昔ながらの家というイメージがあり、人気が衰えていると感じるかもしれませんが、高齢化や核家族化、世帯人数の減少など時代の流れにより、再び平屋の魅力に注目が集まっているといわれています。

そのため、平屋は物件のメリットを今の時代に合わせて的確にアピールすることで高く売却することができます。また、二世帯住宅の平屋でもオシャレに改修することで高額売却できます。

この記事では、平屋の売却を検討している人に向けて、平屋を高く売却するコツや価格相場について詳しく解説していきます。

また、平屋の特徴やメリット・デメリット、二世帯住宅の平屋についても説明します。

平屋を高額で売却するために

売却
「住んでいる平屋から新しい家に住み替えるための資金に当てたい」「親などから遺産を相続した際にかかる相続税の負担を軽くしたい」などの理由で、平屋を高く売却したいと考える人もいるでしょう。

平屋を少しでも高く売却するために知っておくべきことやコツを解説するので、売却活動の参考にしてみてください。

平屋の売却相場を調べる

平屋といっても広義では住宅となります。

不動産の価値は「土地の価格+住宅価格」が根底にあります。

平屋は一般的な住宅と比べて土地の面積が広いことが特徴でもあります。

そのため、売却時には土地の価格のほうが高くなるのがポイントです。住宅自体の価格は物件の状態や間取り、築年数などで変わってきます。

土地の価格相場は「実勢価格」、「公示地価」、「路線価」、「固定資産税評価」など複数の要素から調べることができます。最も分かりやすいのは路線価から調べる方法でしょう。(以下の記事を参考)

関連記事
土地売却
土地を売却したいと考えている人は、自分の土地はいくらで売ることができるのかということが一番気になるのではないでしょうか。 不動産にあまり詳しくない場合「土地の売却価格はどのように決まるのか」、「土地の相場はいくらくらいなのか想像がつかない」など、さまざまな疑問や悩みを抱えている人も多いでしょう。 また、自分の大切な財産…

築年数が古い平屋はリフォームも検討
平屋に限らず、住宅の価値は築20年程度でほぼゼロになってしまうといわれます。時間の経過によって傷みや劣化なども徐々に増えてくるのが家です。

一般的な二階建て住宅などの場合、古い部分のリフォームは二階にまでおよぶケースも考えられます。その分費用もかかり、物件によっては高額になることもあります。

しかし、平屋は階数がない分リフォームがしやすく費用も安くなるのがメリットです。間取り自体をガラッと変える場合でも解体費用が二階建て住宅と比べて負担は少ないです。

また、築40年以上経過し、リフォームしても価値が変わらないような物件は更地にしてしまうのも手です。

平屋は解体費用が安いことに加え、土地が広いという特徴があるので、安く解体し高く売れるという強みがあります。

※建物自体の面積という観点から見ると、一般住宅よりも広さがある平屋は解体費用が割高になる可能性もあります。

関連記事
築40年 家 売る
築40年以上が経過した築戸住宅はさまざまな箇所の汚れや老朽化が目立つようになります。リフォームや修繕をすればまだ住めると考える人もいれば、売却をして新築に引っ越したいと思っている人も多いでしょう。 しかし、「築古住宅は売れない」、「資産価値がゼロに近い」などと語られることもあり、売却に不安を感じている人がとても多いのが…

平屋売却における3つのコツ

1.修繕して売却する

経年劣化により平屋の外壁塗装が剥がれていたり、内装の床や壁紙、設備などに汚れや不具合などがある場合は、修繕してから売却することでそのままの状態よりも高く売れるかもしれません。

費用は多少かかりますが、平屋を修繕してキレイな見た目に改善するだけでも印象を良くできるため、買い手も前向きに購入を検討してくれる場合があります。

また、リフォームやリノベーションをして住宅としての機能が回復・向上すれば、査定評価も変わるため売却価格を少し上げることができます。

ただし、内装にこだわりがあり、自分自身でリフォーム・リノベーションすることを前提にして中古物件を購入する買い手もいます。そのため、買い手のニーズも考えながら、物件をどこまで修繕するのか判断することが大切です。

2.更地にして売却する

一般的に築年数が20~25年以上の木造住宅は市場価値がゼロとされます。そのため、売却する平屋が木造であり築20年を超える場合は、更地にしたほうが高く売却できるといえます。

買い手からすると、更地であれば土地を自由に活用でき、新築を建てる際に建物を解体する費用や期間が必要ないため、すぐに工事を始められるなどの理由から買い手が見つかりやすい傾向にあります。

また、通勤・通学や買い物など生活する上で利便性の良い土地であれば、住宅用地としての需要があり、高値でも購入したいという人も現れるかもしれません。

平屋を解体せずに物件を売却するか、更地にして売却するか迷った場合は不動産会社に売却方法を相談するといいかもしれません。

平屋の解体費用について

住宅の解体費用は「坪単価×建物の床面積」で計算され、住宅構造の種類によって一坪当たりの単価が異なります。

木造住宅の場合は一坪3~4万円、鉄骨住宅の場合は一坪3.5~4.5万円、鉄筋コンクリート造の住宅は一坪5~8万円が相場といわれています。

例えば、40坪の木造住宅を解体する場合、約120~160万円の費用がかかります。

昔ながらの木造平屋は坪単価が安いかもしれませんが、床面積が広い傾向があるため、二階建て住宅などに比べて割高になってしまう可能性があるでしょう。

関連記事
解体
古家などの建物が建っている土地を売却しようと考えている人は、解体費用や解体後の税金について気になっているかと思います。 「解体費用はどのくらいかかるのか」 「更地にすると税金の負担が増えると聞いたので心配」 「更地にしてからの売却と、現状のまま古家付きで売却するのではどちらがよいのか」 など、土地売却における古家や建物…

3.不動産買取業者に売却する

平屋の修繕や解体などに費用や手間をかけたくない、早く売りたいけどなかなか買い手が見つからないという人は不動産買取業者に売却するといいでしょう。

特に買い手が見つからない平屋などの物件を専門に扱う買取業者であれば、建物が古くなっているとしてもそのままの状態で買い取ってくれる場合があります。

売れない平屋を放置していると、ゴミが不法投棄されたり不審者の住処にされてしまうなどの空き家問題に発展し、周辺環境に悪い影響を与えてしまうリスクがあります。

買取業者であれば依頼から数日で物件を買い取ってくれるケースもあります。また、仲介手数料を支払うこともなく、瑕疵担保責任に問われる心配もないため、売却方法の一つとして検討してみるといいでしょう。

古くなった平屋の買取は当社でもおこなっています

当社は今回のテーマでもある平屋をはじめ、訳あり物件、事故物件など問題を抱えたさまざまな物件の買取に対応しております。

なかなか売れない価値の低い不動産でも他社に負けない高額査定、スピード買取に自信を持っておりますので、ぜひ以下の買取専門窓口からお問い合わせください。

また、無料相談もおこなっていますので、平屋の売却に疑問や不安がある人などもお気軽にご相談ください。

平屋を売却する時にかかる税金

税金
家を売却した際には「印紙税」「住民税」「譲渡所得税」などさまざまな税金がかかります。

印紙税は、不動産の売買契約書に記載された取引価格に応じて決まった金額の収入印紙を貼り付けて納税します。

不動産売却によって利益を得た場合は、確定申告をして住民税と譲渡所得税を納税する必要があります。

ただし、譲渡所得税に関しては、特例として特別控除が受けられる場合があるため、今回は特別控除についての解説をしていきます。

譲渡所得税に関して詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事
譲渡所得税
自宅を売却した際、税金がどうなるのか気になるところですが、譲渡所得税という不動産を売却するときにかかる税金があります。不動産を売却した際に売却益が出る場合、その年の年度末に確定申告をする必要があり、それによって節税にもなります。売却して損失が出た場合は、税金がかかりませんし、損失した場合、税金が安くなる特例もあります。…

譲渡所得が3000万円以下だと税金がかからない

住宅や土地などの居住用財産を売却して得た譲渡所得に対して3,000万円の特別控除が適用される特例があります。

そのため、物件の売却利益である譲渡所得が3,000万円以下の場合、特別控除によって実質、譲渡所得税の負担がなくなります。

また、物件を夫婦共有名義で所有している場合は、夫と妻それぞれに3,000万円の特別控除が認められるため、夫婦二人で最高6,000万円の特別控除が受けられます。

特別控除適用には基本条件がある

3,000万円の特別控除を受ける際にはいくつかの注意点があるため、事前に把握しておきましょう。まず、3,000万円の特別控除が適用されるには基本条件があり、以下の通りです。

  • 自分が住んでいる家屋を売るか、家屋とともにその敷地や借地権を売ること
  • 現在住んでいない場合は、住まなくなった日から3年目に当たる年の12月31日までに売ること
  • 家屋を解体した場合、譲渡契約までの間に土地を住宅以外に使っていないこと
  • 売り手と買い手が、親子や夫婦など特別な関係ではないこと

参照:国税庁「マイホームを売ったときの特例 2特例を受けるための適用要件」

相続などで取得した物件は別の条件がある

相続などで取得した物件を売却して、特別控除を受けるためには別の条件を満たす必要があります。その条件が以下の4つです。

  • 昭和56年5月31日以前に建築された家
  • 一軒家(一戸建て)であること
  • 相続する前に被相続人以外の人が居住していないこと
  • 相続した日から3年目に当たる年の12月31日までに売ること

仮に相続などで取得した平屋を売却して特別控除を受けるためには、昭和56年5月31日までに建てられた一軒家(一戸建て)であり、相続前の住居人は被相続人(亡くなった人)ただ1人でなければいけません。

参照:国税庁「被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの特例 2特例を受けるための適用要件」

適用期限が設定されている

特別控除には適用期限が設定されており、2019年12月31日までに売却(譲渡)しなければ、特例を受けられません。

不動産を仲介で売却するまでに平均3~6カ月かかるといわれていますが、物件自体の状態や立地条件によっては1年以上も売れ残ってしまうケースもあります。

そのため、平屋を仲介業者に依頼して売却する場合は、適用期限を意識して売却活動を進めることが大切です。

平屋のメリット・デメリット

平屋
平屋とは、日本の伝統的な民家によく見られる一階建ての建物です。

高い天井や広い窓、吹き抜けなど開放的な空間を作りやすい造りになっているため、家が広く感じられます。

また、階段や高い段差などが無いため部屋を移動しやすく、お年寄りなども生活がしやすい造りが特徴ともいえるでしょう。

平屋のメリット

生活のしやすい造りになっている平屋住宅のメリットを具体的に解説していきます。

災害に強い

地震や台風などの災害に強いことも平屋の特徴の一つです。建物が高くなるほど、揺れや強風の影響を受けやすくなります。そのため、一階建てである平屋は複数階の住宅に比べて被害を抑えられるというメリットがあります。

平屋のニーズが上昇中

少子高齢化や核家族化など時代の変化に伴い、平屋のニーズが高まってきています。

古風な平屋でもリフォームなどで現代的でスタイリッシュなデザインに設計することで、おしゃれな平屋を実現できることから、若い夫婦の間でも人気があるといわれています。

また、平屋は間取り次第で家族団らんの時間を作りやすい、日本人らしい思いやりがある住宅だといえます。階段や段差が少ないことで老後も暮らしやすいということも魅力の一つです。

将来を見据えて、子どもが巣立ったあと部屋を持て余してしまうこと考え、新築で平屋を選ぶ人もいます。同時に建て替えやリフォーム・リノベーションなどで複数階ある住宅から平屋に減築する人も多いです。

家族構成の変化や住宅空間における意識の変化によって、幅広い層から平屋の人気を集めているといえます。

家族とコミュニケーションがとりやすい

一つのフロアの中にすべての生活スペースが集まる平屋は、家族全員で自然と同じ空間を共有できます。そのため、家族同士で顔を合わせる機会が多くなり、コミュニケーションがとりやすくなります。

一方で、二階建ての住宅で玄関から直接2階に上がれるような構造の場合、子どもが家や部屋に出入りするときなど気づきにくいことが考えられます。

また、子供が一日中部屋にこもりっきりで2階から降りてこないこともあり、家族間のコミュニケーションが減ってしまう可能性があります。

しかし、平屋であれば家族の存在をより身近に感じられ、会話が弾みやすくなるかもしれません。

子供の世話がしやすい

平屋は構造上視界が開けており、炊事や洗濯など家事をしているときでも子どもに目が届きやすく、世話がしやすいといえるでしょう。

子育て世代の夫婦にとって、子どもが階段から転落してしまったり、おもちゃや落ちている物を飲み込んでしまうなどの家庭内事故で怪我をしてしまわないか心配だと思います。

平屋なら基本的に階段を必要としないため、階段から転落する危険性がありません。また、子どもを見守りやすく異変に気づきやすいため、家庭内での大怪我に繋がりにくいといえるでしょう。

平屋であれば二階建てや三階建てなどの住宅に比べて、安心して家事や育児に専念できるかもしれません。
 

老後も暮らしやすい

高齢になると体力や運動機能の低下により、階段の上り下りが難しくなりますが、階段を必要としない平屋であれば、老後も快適に暮らしやすいかもしれません。

実際に高齢者(65歳以上)の家庭内における事故発生場所は「階段」が18.7%を占め、2番目に事故が起きやすい場所です。

高齢者

参照:内閣府「平成28年版高齢社会白書(全体版)第2節 高齢者の姿と取り巻く環境の現状と動向」

また、段差を極力減らすなどのバリアフリー設計された平屋であれば、つまずきによる転倒事故の防止になり、車イス生活になった場合などでも生活しやすい環境を保つことができるでしょう。

平屋のデメリット

開放的な間取りで生活動線も良いため住みやすそうな平屋ですが、デメリットもいくつかあります。

日当たりが悪くなりやすい

都心部のような建物が密集している地域では、周辺のビルや階数の多いマンションなどによって太陽の光が遮られ、平屋の日当りが悪くなりやすいです。

また、方角や間取りによって日が当たらない場所が生まれてしまう場合もあります。

プライバシーの確保が難しい

平屋は開放的な空間を作りやすい反面、個人のプライバシー確保が難しいといえます。

例えば、広い窓を設けることで外から見られやすくなりますし、室内においてもプライベート空間の境界が曖昧になってしまうということも考えられます。

防犯上のリスクが増大する

平屋はすべての部屋が同じフロアに集中するため、二階建てや三階建てなどの住宅に比べて1階の窓が多くなり、空き巣などが侵入しやすい傾向があります。

ちなみに、警視庁の資料によると空き巣の侵入経路は半数以上(56.8%)が窓からです。平屋の特徴でもある窓の多さが、かえって防犯上のリスク増大につながるともいえます。

参照:警視庁「平成30年中の住宅対象侵入窃盗の発生状況」

二世帯住宅平屋の住みやすさと売りやすさ

平屋 二世帯住宅
一階建てである平屋は、バリアフリーなどの面からみると住みやすい住宅だといえます。

しかし、世帯が二世帯や三世帯など住居人の数が多い家族は平屋の構造上住みにくく、多くは二階建てなどの一般住宅を購入します。

家族間のコミュニケーションが取りやすい半面、共用部が多く世帯間でのプライバシーが守られずらい点が敬遠される原因でもあります。

二世帯以上なら完全分離型の平屋を提案

平屋を二世帯住宅として選択するならば、住宅を完全分離型にすると住みやすくなります。

完全分離型とは建物自体の繋がりは共有部分などで保ちつつ、玄関を世帯ごとに別々で設けるような間取りのことをいいます。「世帯ごとの暮らしにお互い干渉しない」ことを目的としています。

平屋 二世帯住宅

平屋であれば、二階がないので左右分離(縦割り)という間取りに限られますが、土地が広いので十分に世帯の住まいを分離できることでしょう。※完全分離型住宅の中には風呂場やキッチンなども別々にしている住宅もあります。

平屋に住むのではなく売却したい人であれば、平屋の特徴が上手に活かされた完全分離型の二世帯住宅にリフォームすることで、世帯人数が多いファミリー層に向けて高く売ることができそうです。

売却のしやすさは?

平屋は一般的な二階建ての住宅と比べて売却しにくいといわれます。

住宅を購入する層はファミリー層が多いので、階がなく部屋同士がきっちりと区切られていない平屋を選ぶことは少ないといえます。

特に世帯人数が多くなるほど、各個人の居住空間の確保が大事になってくるので、必然的に階数のある住宅を選びます。

また、前の項目で説明した平屋のデメリットも大きく関わってきます。(「平屋に住むデメリット」を参考)

高齢者がいたり夫婦のみの生活であれば需要あり!

子どもが自立して家を出ていったという夫婦や居住人に高齢者がいるなどの場合、平屋の需要は高いといえます。

平屋は階段が無く、段差も少ないので高齢者にとっては「部屋の行き来がしやすい」、「すぐに家族とコンタクトが取れる」などのメリットがあります。

また、夫婦二人で住む場合であれば二階建ての住宅の必要性がないので管理がラクだということもあります。

このような物件におけるニーズをよく知ることで、ごく普通の平屋であっても売却することができます。

まとめ

平屋は昔ながらの家というイメージが強いため人気が衰えていると思われがちですが、少子高齢化や核家族化などの影響から、平屋の魅力が再認識されています。

そのため、需要が高まっている今、平屋に住むメリットを買い手のニーズに合わせて宣伝し売却活動をおこなうことで買い手が見つかりやすくなるでしょう。

平屋を高く売りたいのであればリフォームやリノベーションをする、もしくは更地にしてから売却しましょう。修繕や解体に費用も手間もかけたくない場合は、買取業者に依頼するなど、自分に合った売却方法を選択することが大切です。

最終更新日:

訳あり物件の売却をご検討の方は今すぐご連絡ください

0120-543-191