ゴミ屋敷を相続した後の3つの対処法!相続放棄するか迷った場合の判断ポイントも解説

ゴミ屋敷

親が亡くなったあと「久しぶりに実家に帰ったら、家がゴミ屋敷になっていた」といったケースが近年では増えています。それは年をとるとゴミを捨てるのも一苦労で、ゴミをそのまま部屋に溜めてしまう高齢者の方が増えているからです。

親が亡くなると子供が相続人になりますが、現金や預貯金だけでなくゴミ屋敷になっている実家も相続します。子供が成人し親と別居しているケースでは、相続した家がゴミ屋敷だったということは少なくありません。ゴミ屋敷を相続した場合「実家なので処分しにくい」「ゴミをどうやって処分しよう」「相続放棄はできるのだろうか」など様々なことで悩むでしょう。

この記事では、ゴミ屋敷を相続した後の3つの対処法について詳しく解説します。

ゴミ屋敷を相続した時の対処法

ゴミ屋敷
ゴミ屋敷を相続したときの対処法は、具体的に「相続放棄する」「ゴミを処分して家を残す」「家を売却する」の3つがあります。

相続放棄する

ゴミ屋敷を相続したくない場合は、相続放棄ができます。相続放棄をすると片付けをする必要がなくなります。しかし預貯金や遺品などが相続できないだけでなく、他の人に迷惑がかかることもあるので十分検討しましょう。

ゴミを処分して家を残す

家を残したい場合は、ゴミを処分しましょう。ゴミ屋敷をそのまま放置していると、害虫や臭いが発生し近隣住民に迷惑がかかります。近年ではゴミ屋敷が社会問題化しているので、ゴミの片付けは必要です。家を残すと固定資産税や火災保険料、シロアリ駆除などの維持費用がかかります。相続した家に住む場合は必要経費ですが、遠方などで家に住めない場合は維持費用が負担になります。

家を売却する

ゴミ屋敷を手放したい場合は、売却ができますゴミ屋敷を売却するには、家の状態によってゴミの処分やリフォームが必要です。売ると決めたら早く高く売却したいものです。買取専門業者に依頼すると、素早く高値で売却が可能になります。

ゴミ屋敷を放置した場合の注意点

ゴミ屋敷を放置しておくと「害虫や臭いが発生する」「通行の妨げになる」など様々な弊害が発生します。ゴミ屋敷となっている家屋の中だけの弊害であればそれほど問題ありませんが、場合によっては近所の住人に迷惑をかけることもあります。空き家となっているゴミ屋敷は社会問題化しています。ゴミ屋敷を放置した場合の注意点について4つ解説します。

害虫や臭いが発生する

沢山のゴミを建物の中に長期間放置しておくと、ゴキブリやハエなどが発生します。さらにネズミなどがゴミ目当てに集まってくるので、不衛生な状態です。ゴミの中に生ゴミが混ざっていると、生ゴミが腐り悪臭が発生します。特に梅雨時期になると気温と温度が上昇して、悪臭が近所にまで漏れ近隣住民から苦情がくる状況になります。相続などでゴミ屋敷の所有者が不明な場合、近隣住民は直接連絡や話し合いをするのが困難です。

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通行の妨げになる

ゴミが道路にまであふれ返っている場合、ゴミが邪魔で通行の妨げになることがあります。またゴミがあふれ塀や敷地などを越えると、隣の家に落ちてしまい迷惑をかけます。

維持費用がかかる

ゴミ屋敷を相続すると土地や建物の維持費用がかかります。相続後に不動産が自分の名義に変更になると、固定資産税や火災保険などの費用が発生します。ゴミ屋敷が賃貸できるような物件であれば収益物件になりますが、ゴミ屋敷の状態で借りる人はいません。

固定資産税が6倍になることがある

父や母から相続した実家を空き家のまま放置すると固定資産税が6倍になることがあります。住宅の場合「住宅用地の特例」で固定資産税が通常の1/6になっています。しかし空き家を放置し市区町村などの自治体があなたの家を「特定空き家」に指定した場合、住宅用地の特例が適用されません。特例が取り消されると固定資産税は1/6になる前の金額になります。

相続放棄する時に知っておくべきポイント

相続放棄
相続放棄とは親(被相続人)の相続人としての権利を放棄することです。ゴミ屋敷を相続放棄すると、片付けをしなくて済みます。しかし不動産などの権利を放棄しても、管理義務がなくなるわけではありません。管理不足で第三者が被害などを受けた場合は損害賠償責任が発生することもあります。ここでは相続放棄の判断ポイントや注意点についてご紹介します。

相続放棄には期限がある

相続放棄は期限があり「相続人が相続があったことを知った日から3カ月以内」に手続きをする必要があります。この内容は知っている人、知らない人どちらにも適用されます。もし期限を過ぎても裁判などで相当の理由が認められた場合は、期限後でも相続放棄が可能になることがあります。

しかし期限がすぎると相続放棄ができないことが多いです。期限が過ぎてしまってから相続放棄を希望する場合は、弁護士や司法書士などの専門家に相談しましょう。一度相続放棄をすると後で撤回できないので、慎重に検討することが大事です。

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相続放棄すると相続権が移る

相続放棄で忘れてはいけないことは「相続放棄すると相続権が移る」ことです。相続は法律によって相続順位が決まっています。例えば父が亡くなった場合、母と子が法定相続人です。母と子が相続放棄した場合、父の両親(子からすると祖父、祖母)に相続権が移ります。さらに祖父母が相続放棄した場合、父の兄弟姉妹(子からすると伯父など)に相続権が移動します。

故人に借金などの負債があり、自分が相続放棄しても自動的に次の相続順位の人に相続権が移るので、次の相続順位の人にも理由を伝えておきましょう伝えておかないと相続放棄が原因で家族や親族間でトラブルになります。

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財産と負債を確認

相続放棄で悩んでいる場合は、被相続人の財産と負債を確認しましょう。相続は預貯金や不動産などの財産と同時に、借金などの負債も相続することになります。財産よりも負債の方が多い場合、財産を全部処分しても負債が残ってしまいます。相続人は代わりに借金の返済をする必要がありますが、相続放棄の手続きをすることで借金の返済をしなくてもよくなります。

相続する財産よりも負債の方が多い場合、相続放棄することを検討しましょう。検討するには、全ての財産と負債を把握することが大事です。特に借金については生前に故人から確認しましょう。借金は個人間やクレジットカード会社、銀行などです。

生命保険の契約を確認

生命保険金は受取人の財産のため、相続放棄の対象にはなりません。例えば被相続人の借金などの負債が3,000万円、預貯金などの財産が2,000万円と生命保険金が3,000万円あったとします。預貯金と生命保険の合計5,000万円から3,000万円の負債を引くと、2,000万円の財産が残ります。このような場合は相続放棄を検討しましょう。

生命保険金は相続放棄の対象にならないので、相続放棄した場合は3,000万円の相続になるからです。しかし生命保険金はみなし相続財産として、相続税の課税対象になるので注意しましょう。

被相続人が保証人になっていないか

被相続人が保証人になっていた場合、相続人は保証人としての義務も引き継ぎます。保証人になっている借金が完済、滞りなく返済されていれば良いです。しかし借金をしている人が返済不可能になると、相続人は保証人として借金を返済する必要があります。保証人の事実は、被相続人が借金をかわりに返済していないので把握が難しいです。金銭消費貸借契約書などの書類がないか生前に聞いて確認しましょう。

ゴミを処分するコツ

ゴミ収集
ただの掃除とは違いゴミ屋敷の片付けには計画が必要です。計画を立てずに片付けをすると、予定通りに片付けが進みません。ゴミを処分するには人手や道具の準備が必要ですが、それ以外のポイントは以下のようになります

リサイクルできるものはリサイクルする

貴金属や宝石、高価な陶器などはリサイクルできます。ゴミを捨てるのはお金がかかりますが、リサイクルできるものはリサイクルショップなどに持ち込むとお金になります。遺品整理をすると予想していなかった価格で売却できることもあるので、遺品を選別して買取に出すことをオススメします。なかでも時計やカメラ、着物などは価値があり高値がつくことがあります。

ゴミの収集日をチェック

ゴミ処理を自分でする場合、片付けたゴミを放置しないためにもゴミの収集日をチェックしましょう。ゴミを片付けた後、放置したままにすると近隣住民に迷惑がかかります。片付け日とゴミの収集日が合わない場合は、近くのゴミ処理センターに持ち込めます。平日であればほとんどの自治体で受け付けているので、ゴミ処理センターの受付時間を事前に確認しておきましょう。

業者に頼む

ゴミが多く、家から遠い場所に住んでいる場合は思うように片付けができません。さらに片付けは重労働なので人手が必要です。最近ではゴミ屋敷を清掃してくれる業者もあるので、下記に該当する場合は相談してみてもいいでしょう。

・人手不足
・家が広い
・駐車場や庭にまでゴミがあふれている
・住人が生活できない状態
・遠方

ゴミ屋敷を高く売却する方法

「ゴミ屋敷を高く売却するにはどうしたらいいだろう」「そもそもゴミ屋敷は売れるのだろうか」と悩んでしまいます。そんな方のために、ゴミ屋敷を高く売却する方法をご紹介します。

ゴミ屋敷はゴミを処分しないと売れにくい

ゴミ屋敷はゴミがあふれている状況では売れにくいです。ゴミ屋敷をそのままの状態で売却する場合、片付け費用などの支払いや手間がかからず簡単です。しかし売却できても相場よりもかなり低い金額での売買になります。ゴミがあふれている状態で買いとると、購入者はゴミの処分費用を自分で負担しなければなりません。ゴミ屋敷というだけで精神的負担になることもあります。さらに立地などが悪い場合は、売却できないこともあるのでゴミは処分しましょう。

ゴミの処分費用

ゴミの処分が大変な場合は、専門の業者に依頼しましょう。家の大きさによって異なりますが、一軒家の場合30万円以上の費用がかかるでしょう。ゴミを処分しても臭いが残っている場合は、なかなか売れません。そんな時は消臭リフォームがあります。

リフォームする

ゴミを片付けたあとは、クロスや床をリフォームすることがあります。ゴミは想像している以上に重く、重い荷物が積み込まれたままでは床が耐えられなくなります。生ゴミなど水分を含んでいる状態で放置していると、床だけでなく壁材まで腐食する可能性があります。床が抜け、壁材が痛んでいる状態になっているなら、リフォームを検討しましょう。

ゴミ屋敷になっていた期間が長くなると躯体部分にまで臭いが染み付き、床や天井を張り替えても臭いが取れないことがあります。臭いで売買金額に差が出ることがあるので、必要に応じて消臭リフォームをしましょう

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買取専門業者に買い取ってもらう

不動産の売買は金額が高額なため、なかなか買い手が見つかりません。買い手が現れたとしても、契約に至るには時間がかかります。相続した不動産を売却するには、相続登記が必要です。相続登記には「遺言書」「遺産分割協議書」「住民票」「戸籍」などの書類が要ります。

売却代金を相続税の支払いにあてる場合など、早期に売却を希望する時はスピーディーな買取を行う買取専門業者に買いとってもらうのが良いでしょう。より良い条件で買いとってくれる業者を見極めることが大切です。

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当社はゴミ屋敷の状態でも高く買い取ります

当社はこれまでに多数の訳あり物件を積極的に買いとっています全国800を超える弁護士や司法書士などの士業ネットワークを形成し、多数の訳あり物件を買いとった実績があるので他社に負けない高額査定・スピード買取が可能です。ゴミ屋敷の売却に関する疑問や不安がある方は、ぜひ以下の買取専門業者窓口からお問い合わせ下さい

まとめ

ゴミ屋敷を相続した後の3つの対処法と相続放棄の判断ポイントについて解説してきました。

まとめ
<相続放棄のポイント>
・相続放棄には3カ月以内の期限がある
・相続放棄すると相続権が移る
・相続放棄するには全ての財産と負債を把握することが大切
・財産よりも負債が多い場合は相続放棄を検討

<ゴミ屋敷を相続した後の対処法>
・ゴミはすぐに片付ける
・家を所有していたら維持費用がかかる
・床や壁材が痛んでいたらリフォーム
・臭いが気になる時は消臭リフォーム
・買取専門業者に買い取ってもらう

ゴミ屋敷を相続したあとの対処法は人によって様々です。どの方法を選択しても、周りに迷惑をかけないためにゴミの片付けが必要です。また、相続は法律が関わってくるので、弁護士などの専門家に相談することをオススメします。

最終更新日:

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