日当たりが悪い家は売却価格にどのくらい影響する?高値で売る5つのコツも解説

日当たりの悪い家

日当たりが悪い家は湿度が高くなり、カビや結露が発生しやすくなるため、建物自体の寿命を縮めてしまいます。

日当たりの悪い家を所有している人は

・売却して引っ越したいけど、いくらぐらいで売れるの?
・日当たりが悪いだけで、建物の価値は下がってしまうの?
・できるだけ高く売却して、引っ越し費用に充てたい!

といった悩みや疑問が浮かんで困っている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、日当たりが悪い家の売却について、不動産専門家がプロの観点から解説し、あなたの疑問やお悩みを解決します。

具体的には

・日当たりが悪い家の売却価格相場と売却時に重要視されるポイント
・日当たりの悪い家を少しでも高値で売却する5つのコツ
・日当たりの悪い家に住み続けるリスク

などの内容を、重要なポイントに絞ってわかりやすく紹介していきます。

この記事を読めば、日当たりの悪い家でも安く買い叩かれることなく、高値で売却できるようになるでしょう。

また、買い替え・引越しを検討中なら知っておいたほうがよい、日当たりが良い方角も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

日当たりが悪い家は売却価格にどのくらい影響があるのか

日当たりについての査定では物件の方角が重視され、日当たりの悪い家では最大で20%ほど価格が安くなります。「日当たりの査定基準」や「日当たりの査定額への影響」を見ていきましょう。

日当たりの査定では道路側の方角が重要

日当たりについては、道路に接している向きが重要です。道路側の窓から日が差し込むため、道路側がどちらの方角を向いているかで日当たりが大きく変わってきます。

日当たりが良いのは、南、東、西、北の順で、この順番に査定額も高くなります

さらに角地の場合、日当たりの評価が上がるため、もっとも価値の高い物件は南東の角です。

反対に「北向きの家」や「角地ではない家」の売却となると、査定額は下がってしまいます。

日当たりが悪いと最大20%ほど査定額が下がる

日当たりの悪い家では、最大20%ほど査定額が下がります

例えば、公益財団法人不動産流通推進センターの「価格査定マニュアル」では、戸建て住宅の土地の査定項目として「日照・採光」があり、評点によって-15%~+5%の範囲で査定額が変わってきます
参照:公益財団法人不動産流通推進センター

日当たりの悪い家の売却を考えているのであれば、日当たり良好で他項目が同条件の物件と比べて、最大20%程度は査定額が下がることを覚悟しておく必要があるでしょう。

関連記事
袋地
公道に通じていない点から「建物の建築が難しい」とされている囲繞地・袋地。 実際に囲繞地・袋地(旗竿地)を所有していたり、相続することになった人は 「囲繞地・袋地(旗竿地)は売却できないの?」 「囲繞地・袋地(旗竿地)を放置することで発生するデメリットはある?」 など、さまざまな疑問や不安があることでしょう。 この記事で…

日当たりの悪い家を少しでも高値で売る5つのコツ

間接照明

日当たりの悪い家は、どうしても通常の物件よりも売却価格は下がることが多いです。

それでも「少しでも高い価格で売却できないか?」と誰もが考えると思います。

日当たりの悪い家の価値を少しでも高めて、高値で売るためのコツは以下の5つです。

1.「間接照明」で部屋を明るく見せる
2.明るく見える部屋作りをする
3.清掃を徹底的に行う
4.物件の写真を明るく撮る
5.ターゲットを変えてみる

1.「間接照明」で部屋を明るく見せる

日当たりが悪くても、間接照明を設置すれば、購入希望者に良い印象を与えられる可能性があります。

背の高い間接照明を1つ設置すれば、部屋全体を明るく照らせるので、部屋の隅々まで照らせば、部屋全体を広く見せられるでしょう。

間接照明を1つ設置するだけで、暗くて居心地が悪い部屋という印象を大きく変えるはずです。

また、ドアを開けたとき、まず目に入る場所に置くのもポイントです。

内覧の際に、明るい間接照明へ意識が向くので、日当たりに目が向きにくくなり、カモフラージュとしても期待できます。

間接照明の電源はONのまま設置しておいて、内覧でブレーカーを上げてもらった際、すぐに間接照明が付くようにしておくとよいでしょう。

2.明るく見える部屋作りをする

カーテンやインテリアの工夫で、明るく見えるような部屋作りをすることも、印象アップのポイントです。

カーテンは明るい色で、温かみのある暖色系がおすすめです。

また、照明も暖色系のやわらかい色にしておけば、明るく温かみのある印象を持ってもらいやすくなります。

また、リビングなどに鏡を設置して、採光を工夫するのも効果的です。

鏡があると部屋が広く見えるだけでなく、窓からの自然光を多く取り込んで室内が明るく見えるようになります。

3.清掃を徹底的に行う

日当たりの悪い物件では、部屋をキレイに見せることがより大切になります。

日当たりが悪いと、暗い印象から不潔感を持たれやすいため、清掃が行き届いていない箇所はないか、入念にチェックしておきましょう。

清掃する場所として特に重要なのは、玄関と水回りです。

まずドアを開けて初めに目に入る玄関は、家全体の印象を決めるといっても過言ではありません。

はじめに汚いイメージがつくと、他の部屋がどれだけキレイでも、その印象を覆すのは難しくなります。

また、内覧に来た購入希望者が厳しくチェックするバスルーム、洗面所、トイレなどの水回りも特に注意して清掃しましょう。

長年の汚れがどうしてもとれない場合、ハウスクリーニングの利用も検討すべきです。

清掃費用を多少かけても、その分だけ高く売却できれば、清掃費用も回収できます。

関連記事
事故物件清掃
入居者の孤独死といった事故や事件が発生すると、その物件は心理的瑕疵物件、いわゆる事故物件になってしまいます。 物件の所有者としては、クリーニングを施して再度貸し出せるようにしなければなりませんが、 ・事故物件のクリーニングってなにをするの? ・料金の相場ってどれくらい? ・良心的なクリーニング業者を選びたい! といった…

4.物件の写真を明るく撮る

ネットの物件情報に掲載する写真を明るく撮っておくことも、好印象を抱いてもらうための重要なポイントです。

大多数の買主は物件情報サイトから、購入する物件を調べるので、まずはサイトで見た時に明るくキレイな第一印象を与えなければなりません

物件の写真を明るくキレイに撮るためには昼間の撮影がおすすめです。

同じエリアで条件の近い物件と比較しながら、撮れた写真を何度も確認して、なるべく明るく印象の良い写真をアップしましょう。

5.ターゲットを変えてみる

日当たりが悪いことを気にしない買主をターゲットにするのも良い方法です。

日当たりの悪い家でも、住む人によってはメリットとなるかもしれません。

日中部屋が暗いのであれば「昼でも熟睡できる」「日中落ち着いて作業できる」といった点にフォーカスして、夜勤や在宅勤務の人を狙ってみると売却できる可能性が高いです。

「室内の家具が日焼けしにくい」「熱がこもりにくい」といった特徴も、日当たりの悪い家のメリットとなります。

部屋を明るく見せるだけでなく、メリットの刺さるターゲットへ売るといった工夫もおこなうとよいでしょう。

日当たりの悪い家に住み続ける・放置し続けることの3つのリスク

結露
日当たりが悪い家は湿度も高くなりやすく、カビの発生により健康へ悪影響を及ぼす恐れがあります。

また、カビや結露による建材の腐食も避けて通れないリスクです。

日当たりの悪い家に住み続ける・放置し続けることのリスクは以下の3点です。

1.カビの発生で健康に悪影響を及ぼす可能性がある
2.結露やカビの発生で住宅が腐食される恐れがある
3.体内時計が調整しにくくなる

それぞれのリスクを具体的に解説していきます。

1.カビの発生で健康に悪影響を及ぼす可能性がある

日当たりが悪く風通しの悪い家では、カビが発生しやすくなり、健康上のリスクが高まります

カビの胞子が体内に入ると、喘息やアトピーなどのアレルギーを引き起こす原因となり、肺の中に取り込まれると、肺胞内で繁殖して、呼吸器系の病気の原因にもなります。

とくに体の免疫力や抵抗力が弱い子どもやお年寄りがいる家庭では、カビのリスクについては特に注意を払うべきでしょう。

2.結露やカビの発生で住宅が腐食される恐れがある

日当たりが悪く湿度も高い家では、カビや結露により住宅が腐食してしまう恐れもあります。

カビや結露を放置しておくと、建築材が劣化したり、シロアリが発生しやすくなったりするため、家の耐震性能や耐久性を著しく低下させる原因となります。

なかでも注意するべき結露が「内部結露」と呼ばれる現象です。

冬場の暖房で湿度の高くなった空気は、湿度の低い外へ向かって壁や床を透過します。

日当たりが悪い家では、その過程で「内部結露」が発生しやすくなり、床や壁の内部腐食の原因となります。

表面結露であれば目に見えるので、ある程度は対策できますが、内部結露については、建物の劣化などの具体的な被害が発生するまで気づきません。

内部結露による腐食がひどい場合、リフォームも必要になり、かなりの費用が掛かることもあります。

とくに屋根で内部結露が起これば、雨漏りの原因になるでしょう。

日当たりの悪い家では、目に見えないところで住宅が腐食してしまうリスクも理解しておく必要があります。

関連記事
雨漏り シロアリ 売却
大雨などで家が雨漏り被害にあうと、腐食が進んでシロアリやカビが繁殖するため建物自体の寿命を縮めてしまいます。 そういった雨漏り被害にあっている家の所有者には、 ・売却して引っ越したいけど、いくらぐらいで売れるのだろうか? ・そもそも、雨漏りした家って売れるの?売却前に雨漏りの修繕は必要? ・なるべく高く売るコツはあるの…

3.体内時計が調整しにくくなる

日光の浴びにくい環境では、体内時計の調整が難しいといわれています。

人の体内時計には、毎日一定のリズムを刻み、睡眠や食欲、体調を整える役割があります。

血圧や自律神経の調節、ホルモンの分泌、臓器の働きなどを調整しているのも、体内時計です。

体内時計は朝に太陽光を浴びることでリセットされるので、毎日きちんと体内時計がリセットされるおかげで「日中活動して夜は眠る」という規則正しいリズムを作っているのです。

日当たりの悪い家では、こうした正常な体内時計のリズムを作りにくく、体の調整が難しくなります

買い替え・引越しを検討中なら知っておきたい日当たりが良い方角

日当たり

現在、家の買い替えや引越しを検討していて、日当たりの良い方角を知りたい人もいるでしょう。

日当たりは周辺環境や間取りにも左右されますが、方角はやはり重要です。

一戸建ての購入でも、新築マンション購入でも、どの方角なら日当たりが良好なのかは気になるところだと思います。

各方角の物件の日当たりの特徴をまとめると、以下の通りです。

南向き:1日を通して日当たりが良い
東向き:午前中の日当たりが良い
西向き:午後の日当たりが良い
北向き:1日を通して日当たりが悪い

一日中良好な日当たりを求める人は、南向きの物件を狙うのがベストです。

ただし、生活リズムや趣向によっては、他の方角の物件も候補となります。

各方角の物件の特徴について、それぞれ確認していきましょう。

南向きは1日中日当たりが良好

南向きは、一日中、部屋の中に日を取り込みやすいのが特徴です。

一日中ずっと日の光を浴びて、快適に過ごせるうえ、南側を向いた物件は「夏は涼しく、冬は暖かい」のもメリットです。

冬は太陽が低く、日光のさし込む時間は長くなりますが、夏は日光が高く、太陽のさし込む時間が短くなるため、一年中快適に過ごせます。

ただし、南向きはもっとも人気の方角なので、価格は高くなりがちです。

日当たりよりも価格も重視したい人は、他の方角の物件とあわせて検討すべきです。

東向きは朝の目覚めが良いのがメリット

東向きは、朝の日差しが強いことが特徴です。

早朝から日の光を浴びることで、体内時計の調整がきちんと行われ、体調にも良い影響を与えます。

また、冬の朝もしっかり日が差し込むため、部屋の暖まり方も早いです。

ただし夏は、朝から日差しが強く、朝方、少し寝苦しく感じるでしょう。

東向き物件は、「朝早く起きて、夜は早く寝る」というような、朝方の生活リズムの人に向いている物件と言えるでしょう。

西向きは「夏は暑い」「西日が眩しい」などが難点

西向きの物件は、東向きとは対照的に、午前中は日が当たりませんが、午後になると日当たりが良くなります

午後から活動することが多い人であれば、比較的快適に過ごせるでしょう。

ただし、夏は暑くなることや西日が眩しいことなどのマイナス要素も強く、一般的には敬遠されることが多い方角となっています。

北向きは1日中日当たりが悪い

北向きは、1日を通して日当たりが悪く、日当たりにこだわる人は避けるべき方角です。

日当たりの悪い物件では、カビの発生に伴う健康上の被害や湿気による住宅の腐食など、トラブルのリスクも高くなります

このあたりにデメリットを感じる人は、北向きの物件は避けるべきです。

ただし、日当たりの良い方角の物件と比べると、相場が安いことがメリットです。

あまり家にいないなど、日当たりの悪さがデメリットになりにくい人であれば、北向きの物件も候補として検討してみるとよいでしょう。

まとめ

日当たりの悪い家の売却について解説しました。

日当たりの悪い物件は、売却価格が下がりがちですが、工夫次第では高く売ることも可能です。

部屋の内装をキレイにしたり、照明を明るくしたりして、好印象を持ってもらうことはとても大切です。

好印象を持ってもらえれば高値での売却も十分に可能となってきます。

一方で、日当たりが悪い家に住み続けることは、健康の上でも悪影響があると認識しておく必要があります。

売却すると決めたらスピーディーに行動することが重要です。

売却方法に悩んでいる方は、不動産会社へ相談するのもおすすめです。

当社の高額買取を利用して、日当たりのよい家に住み替えましょう!

最終更新日:
不動産売却の専門家が、あなたの疑問に回答します!プロだけがお答えする信頼性の高い掲示板です。不動産お悩み相談所。質問はこちら。

訳あり不動産の売却をご検討の方は今すぐご連絡ください

0120-543-191