兵庫県（神戸）の空き家の買取に強い不動産業者一覧 - 52件

兵庫の空き家の買取相場は一概には言えない

兵庫県にある空き家の不動産買取業者による買取価格は、不動産仲介業者を介して売るよりも5〜8割程度の金額となるのが一般的です。これは、単に人が住んでいないからではなく、多くの空き家は長期間放置され、建物の状態が悪いケースが多いことが理由といえます。

ただし、不動産の価値は、下記のような個別の要素を考慮して総合的に判断されます。

• 築年数
• 物件の状態
• 土地の面積
• 土地の形状
• 建物の構造
• 建物の管理状態
• 駅からの距離
• エリアの需要・将来性
• 周辺の施設　など

そのため、建物の管理が悪いこと以外にも問題があれば、さらに価値が下落するという可能性も考えられます。反対に、空き家であっても、管理状態が良く小規模なリフォームのみで次の住民が入れるような不動産であれば、一般的な中古市場でも一定のニーズがあるため、買取よりも高く売れる仲介でも買い手が見つかる可能性があります。以上のことから、空き家の売却相場は一概にいくらとはいえないのです。

同じような立地や築年数の空き家でも、その他の要素から価格が大幅に変動します。自身の所有する空き家の買取価格を知りたい際は、不動産買取業者に実際に来てもらって査定を受けるようにしましょう。なお、空き家になってから間もなく、築年数も比較的浅い物件であれば、仲介で売れる可能性もあるため、不動産仲介業者による査定も依頼しましょう。

兵庫の不動産仲介における空き家の売却価格

所有している空き家の正確な価値は、専門家の査定を受けなければ分かりません。しかし、先述の通り、空き家を買取価格は仲介で売却した場合の5～8割なので、実際に取引された不動産の5～8割を計算すれば、おおよその推定価値を出すことができます。

そのためには、自身が所有している不動産と立地や築年数、構造などの個別要素が近い物件の取引額を確認しなければなりません。あくまでも他の取引金額を参考にしたものなので、実際の売却価格とは大きく異なる可能性もありますが、査定に出す前に念のため確認しておきたいという人は活用してみてください。

兵庫県内で取引された不動産の取引価格をいくつかみてみましょう。考え方としては、物件情報が類似する取引額から5～8割を計算すれば、空き家を業者に買い取ってもらう際の参考価格が分かります。

兵庫で空き家を手放すなら買取がおすすめ！

兵庫県で空き家を売却したいときは、不動産買取業者が買い手となる「買取」がおすすめです。不動産の売却方法には、不動産仲介業者を介して買い手を探す「仲介」もありますが、一般の中古不動産市場であまり需要がない古い空き家には向きません。

買取の売却には下記のようなメリットがあり、古く状態の悪い空き家であってもスピーディーかつ確実に売却できます。

• 現状のまま売却できる
• 周囲の人に知られにくい
• 仲介よりも早く現金化しやすい
• 仲介手数料の負担がない
• 契約不適合責任を免責できる

一般的に、不動産売却で高く売れやすいのは、中古不動産を求めている人の中から広く買い手を探す仲介です。しかし、仲介では、そのまま居住できる、または内装の小規模リフォームだけすれば居住できる住宅を求めている人が多く、長年放置されて解体や大規模リフォームが必要な状態が悪い空き家に需要はありません。

対して買取なら、買取業者が解体や大規模リフォームを前提に買取価格を決めてくれます。家具や荷物など残置物があっても現状のまま売却が可能です。また、買い手は業者自身なので買い手を探す手間や時間、仲介手数料はかからず、情報を公開しないため周囲の人に知られることもありません。

さらに、売主にとって大きなメリットといえるのが、不動産買取業者に売却する場合、売主の契約不適合責任が免責になるという点です。不動産取引における契約不適合責任とは、引き渡された不動産の品質や種類が契約内容と異なる場合に、売主が買主に対して負う責任です。例えば、引き渡し後に建物の構造上の欠陥や設備の不具合、地盤の脆弱性などが発覚したというケースを指します。

契約時に買主に知らされていなかった建物や土地のトラブルが新たに発覚したら、買主は売主に対して金銭的な補償や売却代金の減額、損害賠償などを求めることができます。仲介による通常の売買契約では、売主は契約不適合責任を負います。しかし、買取では売主の契約不適合責任を免責にする契約が一般的なので、売主が後から物件トラブルの対応や金銭的負担を追及される心配は不要です。

【兵庫県】空き家の買取事例

ここでは、兵庫県における空き家の買取事例をご紹介します。

神戸市内の空き家を2,800万円で買取

西宮市内の空き家を2,500万円で買取

姫路市内の空き家を1,800万円で買取

豊岡市内の空き家を700万円で買取

芦屋市内の空き家を4,500万円で買取

兵庫の空き家買取業者の選び方

どうしても売却価格が下がりがちの空き家ですが、やはりできるだけ高く売りたいでしょう。そこで重要となるのが業者選びです。

適正な価格で売却するためには、下記のポイントをクリアした業者を選んでください。業者選びに失敗すると、実際の価値よりも安く売却してもらうことになりかねません。

• 空き家の買取実績や経験が豊富か
• 地域の空き家事情を熟知しているか
• 営業担当者の対応はどうか
• アフターフォローを受けられるか

まず、空き家の取引実績は要確認です。空き家の取り扱いに慣れている業者であれば、不動産の価値の見積もりはもちろん、必要な解体費用やリフォーム代金も的確に算出できます。

不動産の価値を決める要素は複数あることはお伝えしましたが、なかでも「エリアの需要・将来性」「周辺の施設」などは、常に地域の最新情報をキャッチできる情報網が必要です。そのため、対象地域に精通しているか、過去の取引事例があるかも確認しましょう。

また、営業担当者が誠実で丁寧な対応をしてくれるのかも重視してください。不動産売買は動く金額も大きいため、リスクやトラブルに発展することもあり得ます。耳当たりの良いことばかりではなく、デメリットや注意点についても丁寧に説明してくれる担当者であれば、信頼度は高いといえるでしょう。

不動産売買では、司法書士や弁護士、税理士などの専門家を頼るシーンもあるため、士業事務所の紹介などアフターフォローの有無についてもチェックしておくのがおすすめです。

兵庫で空き家を買い取ってもらう流れ

初めて不動産買取業者に不動産を売却するという人は、一連の流れを確認しておくと安心でしょう。

1. 空き家の状態を確認する
2. 査定を受ける
3. 買取業者と売買契約を結ぶ
4. 決済後買取業者に物件を引き渡す
5. 司法書士が所有権移転登記を申請する
6. 確定申告を行う

気になる不動産買取業者を見つけたら、まずは査定を申し込みます。買取の査定には、物件情報から査定額を算出する「机上査定」と、現地で実際の物件を調査して査定額を算出する「訪問査定」がありますが、買取価格となるのは訪問査定後に出された金額です。3社以上で相見積もりを取ると、より高く買い取ってくれる業者を選定できます。

金額に納得できれば、売買契約を締結し、決済・物件の引き渡しを行います。引き渡し後の登記申請まで買取業者が主導して行ってくれるため心配はありません。ただし、契約書の内容や登記に不安な場合は、司法書士にリーガルチェックや手続きの代行を依頼するとよいでしょう。

また、忘れてはいけないのが、空き家を売却した翌年に行う確定申告です。空き家の売却で20万円を超える利益を得た場合は、漏れなく確定申告が必要です。年末調整を受けた給与所得者であっても、別途、自分で確定申告をしなければなりません。

確定申告を行わないと、税務署の調査が入ります。確定申告が必要であったにも関わず行っていなかった場合は、本来納付すべき税金に加え、延滞税と無申告加算税が課税されます。悪質な隠蔽・仮装があったと判断されると、無申告課税に代わって税率40％と負担が非常に大きい重加算税が課税されることになります。

空き家を売却して利益が出たら、必ず確定申告を行ってください。正しく申告できるか不安な場合は、税理士に相談してください。

兵庫で使っていない空き家をすぐに手放すべき5つの理由とは

「将来住むかもしれない」「いつか値上がりするかもしれない」などと、売却するタイミングを悩んでいるのであれば、早めに手放すことをおすすめします。

空き家は放置しても、周辺の再開発計画が決まるなど特殊な事情がない限り、値下がりすることはあっても値上がりすることはほぼありません。さらに、近隣に迷惑をかけたり金銭的な負担になったりと、トラブルに発展するリスクが高まります。

• 建物が老朽化し周囲に危険がおよぶ
• 害虫・害獣が棲みつく
• 犯罪に利用される
• 過料や行政代執行による強制撤去の対象になる
• 固定資産税が高額になる

建物が老朽化すれば、屋根や外壁が崩落して、通行人や周辺住民に危険が及ぶ可能性があります。誰かにケガをさせたり、周囲の建物を損壊させたりした場合、被害者に治療費や修理代など損害を賠償しなければなりません。

また、害獣・害虫が発生すれば、著しく建物の価値が下がり、近隣住民とトラブルになるリスクもあります。なかには、不法侵入者が勝手に棲みついたり、犯罪グループに住所を勝手に使われたりすることもあるようです。

さらに、著しく保安上・衛生上・景観上の問題がある空き家は、自治体に「特定空き家」に指定されてしまいます。特定空き家に指定されると、固定資産税が最大6倍となる上、問題の是正の指導や指示に従わないと50万円以下の過料や行政代執行による建物の強制撤去、撤去費用の請求といったペナルティも科せられます。

そもそも不動産は、築年数が古くなればなるほど劣化が進み、価値の下落幅は大きくなります。いつ住むのか、どう活用するのか決まっていない場合は、早く売却したほうが高く売れる可能性が高いといえるでしょう。