大阪府の再建築不可の買取に強い不動産業者一覧

大阪で再建築不可物件を売却するなら買取業者がおすすめ

再建築不可物件の売却先として「仲介業者」と「買取業者」の2つの選択肢がありますが、下記のような理由からおすすめは「買取業者」です。

• スピーディーな現金化が可能
• 再建築不可のまま買い取ってくれる
• 「契約不適合責任」負わずに済む

仲介業者での売却は、買い手が見つからないと再建築不可物件を手放すことも現金化もできません。しかし、買取業者であれば買い手が業者自身となるため、スピーディーに現金化できます。再建築不可物件の買取を専門としていたり、買取実績が豊富な業者であれば、高値での買取にも期待できます。

さらに、再建築不可のまま、残置物もそのままの状態で買い取ってくれる点も買取業者の大きなメリットです。通常、再建築不可物件をスムーズに売却するには、工事で再建築可能にしたり、リフォームやリノベーションしたりと対策が必要です。手間や工事費がかかり売却まで時間も要しますが、買取業者では一切不要です。

そして、売り手が契約不適合責任を負わずに済むのも買取業者がおすすめな理由です。

再建築不可物件のような訳あり物件は、契約後にトラブルが起こるケースも珍しくありません。しかし、契約不適合責任が免除されるため、リスクなく売却できます。

大阪で再建築不可物件の買い手がつきにくい理由

再建築不可物件は、以下のような理由から買い手がつきにくいのです。

• 建物の建て替えや増築、改築ができず有効活用しにくい
• 軽微なリフォームはできても大規模なものはできない
• 築古で老朽化の進んでいる物件が多い
• 担保評価が低く、住宅ローンの審査に通らない可能性がある

再建築不可物件は、1950年もしくは1968年以前に建てられた物件が多く、建物の老朽化が進んでいます。それでも建て替えや増築、改築ができないため、使い勝手が悪い物件です。

たとえ1950〜1968年以降に建てられた物件であったとしても、1981年以前に建てられた物件は耐震基準を満たしていない可能性があるため、安全性の面でもデメリットがあります。

築古かつ訳ありということで安く購入できたとしても、物件をほぼそのままの状態で使用しなければいけない点で、なかなか買い手はつきにくいでしょう。

さらに、再建築不可物件は建物の担保評価が低いため、購入時に住宅ローン審査が通らない可能性があります。訳あり物件とはいえ、購入にはまとまった資金が必要です。住宅ローンが難しいことで購入手段が限られてしまう点も、買い手のつきにくさに関係しています。

大阪で再建築不可物件の買取業者を選ぶ方法

大阪で再建築不可物件の買取業者を選ぶ際にチェックすべきポイントは、以下4つです。

• 相談料で比較する
• 対応エリアを確認する
• 口コミを確認する
• 担当者との相性を確認する

買取業者に依頼する場合、まずは相談や査定からおこないます。基本的に相談や査定は無料ですが、業者によってはこの段階で料金が発生することもあります。しかし、有料だからと相談や査定の質が高いわけではないため、あえて有料の業者を選ぶ必要はないでしょう。

対応エリアもしっかりチェックすべきポイントです。良い業者を見つけられても、再建築不可物件があるエリアに対応していないと査定や買取に対応できません。全国、あるいは物件のエリアに対応しているかを確認しましょう。

そして、口コミを確認することも大切です。実際に利用した人からの評価が高いほど、買取業者の信頼性も高いでしょう。口コミは買取業者のWebサイト内だけでなく、Googleマップや比較サイトの口コミもチェックしてみてください。

あわせて、担当者との相性も重要なポイントです。担当者との相性が良くないと、気持ちの良い取引はできないでしょう。不誠実な担当者に当たってしまった場合、後から値下げされるなど不利な行為をされるおそれがあります。

実際に店舗に行くほか、メールや電話のやり取りから相性をチェックしてみましょう。

大阪での再建築不可物件の買取相場は一概には言えない

大阪府の再建築不可物件の買取相場は、一般的に「市場価格の50〜70%程度の金額」になりやすいといわれています。しかし、実際は物件の状態や立地によって買取金額が変動するため、一概にはいえません。

とはいえ、再建築不可物件は通常の物件よりは買取相場は安くなります。

具体的な買取価格や物件の価値を知りたい場合には、専門の買取業者に査定を依頼してみましょう。

大阪の不動産仲介における再建築不可物件の売却価格

買取相場は物件の状況によって左右されるものの、どの程度の金額で買い取ってもらえるかは気になるでしょう。買取業者では買取後に解体やリフォームを行うため、おおよその買取相場は「仲介業者の買取相場の5〜8割」ほどといえます。

下記で、仲介業者の売却事例をご紹介します。紹介している売却相場から5〜8割の金額を計算することで、おおよその買取金額が算出できます。

ただし、物件の状態などによって実際の売却価格は大きく変わるため、あくまで参考程度として押さえてみてください。

大阪で再建築不可物件を再建築可能にするための4つの方法

再建築不可物件は、以下4つの方法から再建築可能にできます。再建築可能にすることで相場よりも高く買取してもらえたり、仲介業者でも買い手が見つかりやすくなります。

確実に再建築可能にする方法として有力なのは、道路の拡張工事です。この方法はセットバックといい、敷地を後退させることで物理的に接道義務を満たす広さを確保し、物件を再建築可能とします。

隣地の買取や通行権を取得する方法もありますが、土地の所有者の許可が必要なためスムーズにいかない可能性があるでしょう。

なお、工事や買取、通行権の確保により再建築可能にする方法には、費用がかかります。

一方、行政の許可を取る方法は費用はかからないものの、必ずしも実現するとは限らない点に注意が必要です。というのも、許可を得るにはさまざまな条件をクリアしなければならず、再建築不可物件がある土地や周辺状況によっては条件を満たせない場合があります。

このように、再建築不可物件は再建築可能にできるとはいえ、費用や手間がかかったり、確実に再建築可能にできるとは限らなかったりします。そのため、その土地に大きなこだわりがなかったり、売却するメリットの方が大きかったりする場合は、売却も検討してみましょう。