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「事故物件でも許容できる賃貸物件の条件」300人にアンケート調査しました!

事故物件 アンケート

その部屋で「自殺者が出た」「殺人事件があった」など次に住む人が心理的に敬遠する出来事があった物件を一般的に事故物件といい、不動産用語では「心理的瑕疵」と表現します。

もしも、気に入った物件が事故物件だったらあなたはどうしますか?

賃貸物件を探したことのある方ならわかるかもしれませんが、そのなかで家賃や立地などが探している条件と合致する物件はなかなか現れませんよね。

そのため、「事故物件という点だけで候補から外すべきか迷う」という人は少なくないようです。

また、実際の不動産現場でも

  • 「家賃がかなり安く迷っている」
  • 「事故内容によっては気にならない」
  • 「家族が反対していて判断できない」

など、事故物件に対する考え方は人によって大きく異なります。

そのため、「他の人は事故物件だったらどうするだろう?」ということも気になるかと思います。

そこで、賃貸物件に住んだことがある人300人へアンケートをおこないました。

「どんな事故内容なら許容できるのか」「事故物件より避けたい条件はあるのか」など、実際の入居者目線のリアルな意見をまとめています。

「気に入った物件が事故物件だった」「事故物件は安いので借りるか迷っている」など、事故物件に関して迷っている方はぜひ参考にしてください。

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賃貸物件で最も重要視する条件とは?

みなさんが家を借りるとき、どのようなことを重要視していますか?

家賃や間取り、周辺環境など、賃貸物件を選ぶときに気になるポイントは人それぞれです。

当サイトで賃貸物件に住んだことがある方300名に「賃貸物件で最も重要視する条件」のアンケートをとったところ、以下のような結果となりました。

賃貸物件 重視する条件

とくに「家賃」と「物件の場所」の両方を回答した人が多く、賃貸物件を選ぶうえで大きなポイントとなっているようですね。

実際のご相談でも、「希望エリアに住みたいが予算とのバランスで悩んでいる」というケースは非常に多く見られます。

また、単身かそうでないかによって部屋の間取りをどれだけ重要視するかも変わってくるのではないでしょうか。

それでは、賃貸物件で重要視する点について、もっと掘り下げてみていきましょう。

1位:家賃

まず、1位となったのが「家賃」です。たしかに家賃は生活費の多くを占める場合が多く、毎月固定で発生する支出だからこそ、物件選びで最優先に考える人が多い条件といえます。

実際の賃貸相談でも、「多少駅から離れても家賃を抑えたい」「築年数は妥協できるので固定費を下げたい」といった声は非常によく見られます。

とくに単身世帯では「寝に帰るだけなので立地より家賃重視」というケースも多く、逆にファミリー世帯では「多少高くても子育て環境を優先したい」と考える人が多い印象です。

また、近年は物価上昇や光熱費負担の増加もあり、「以前よりも家賃重視になった」という人が増えている印象です。

また家賃は2位の「物件の場所」や3位の「部屋の間取りや設備」にも大きく左右されます。その他の要因と見比べて、納得できる家賃であれば契約する人がほとんどではないでしょうか。

東京都内の「物件の場所」や「間取り」別における家賃相場は、以下のようになっています。

1K/1DK 1LDK/2K/2DK 2LDK/3K/3DK
港区 9.6万円 17.5万円 24.5万円
世田谷区 8.0万円 11.6万円 14.9万円
千代田区 8.7万円 16.7万円 23.8万円
練馬区 6.7万円 9.2万円 11.4万円
足立区 6.3万円 8.3万円 10.1万円
町田市 5.6万円 7.1万円 8.5万円

参照:SUUMO「東京都の家賃相場情報」

上の表をみてわかるように、同じ東京都内でも物件の場所によって家賃相場が大きく変わります。駅近かどうかなどによってもさらに変わるでしょう。

このように、家賃と物件の場所には切っても切り離せない関係があるようですね。

ただアンケート結果によると

  • 希望の場所から少し離れても家賃が低い所がいい
  • どんなにいい場所でも家賃が高い物件は選べない
  • 家賃の安さが最重要ポイントです!

といったように、物件の場所よりも家賃を重要視する意見が多くありました。

実務上も、「最初は駅徒歩5分以内で探していたが、最終的には駅徒歩15分まで条件を広げて契約に至る」というケースは珍しくありません。

たしかに、どんなに利便性のよい場所に住んでいても、家賃が家計を圧迫すると食費などに支障が出てしまいかねません。

やはり、多くの人にとって、家賃は賃貸物件で最重要視するポイントなのでしょう。

2位:物件の場所

2位は「物件の場所」です。

物件の場所を選んだ理由としては、以下のものが多く挙げられました。

  • 職場から近い場所がいい
  • 駅やスーパーが近い、利便性のいい場所に住みたい
  • 近くに病院がある物件を探している

他にも、以下のように回答した人もいました。

  • 海の見える物件がよい
  • 自然が豊かな場所に住みたい
  • 治安の良さを最優先したい

とくに子供やペットがいる家庭では、自然の豊かさや物件周辺の治安を重視する傾向が強いようです。

家賃が多少高くても、自分のこだわり条件は外せないという意見も少なからずありました。

なかには、「駅から近い物件より、夜道が明るくて治安のよいエリアを優先したい」という声は少なくありません。

特に女性の一人暮らしでは「駅距離」そのものよりも、「帰宅ルートに人通りがあるか」「近くにコンビニがあるか」を重視するケースも多く見られます。

一方、家賃よりも物件の場所を優先させるという人はあまりいないようでした。

ちなみに、家賃は高くても「年収の1/3」以内の物件にした方がよいとされているようです。

これは一人暮らしか家族がいるかや、年収の額にもよるので一概にはいえません。

実務上も、家賃比率だけでなく、「車を所有しているか」「在宅勤務が多いか」などによって、住まいにかけられる予算は大きく変わる傾向があります。

しかし「多少家賃が高くても希望の場所に住みたい」と考える方は、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

3位:部屋の間取りや設備

3位は「部屋の間取りや設備」です。

この条件も、賃貸物件を探すうえで外せないものですよね。ただやはり、部屋の間取りや設備のみで決める人はそこまで多くありませんでした。

部屋の間取りや駅からの近さといった利便性をなるべく加味し、家賃と照らし合わせて総合的に判断したいと考える人が多いようですね。

実際の現場でも、「写真では気に入っていたが、内見したら収納が想像より狭かった」「在宅ワーク用の机を置くスペースが足りなかった」といった理由で見送りになるケースはよくあります。

また、近年はライフスタイルの変化から以下のような設備面の希望も増えている印象です。

  • 独立洗面台が欲しい
  • 浴室乾燥機を重視したい
  • 在宅勤務用に1部屋多く欲しい

とくに築年数が古い物件では、「家賃は安いがコンセント位置やネット環境が不便だった」という理由で、契約直前に再検討するケースも見られます。

条件がよくて住みたい物件が「事故物件」だったらどうする?

では、家賃や立地などの条件がよく「住みたい!」と思った物件が、過去に自殺や事件などのあった「事故物件」だったらどうしますか?

不動産の現場では、「内見後に事故物件と知って迷っている」「相場よりかなり安く、気になって調べてみた」というケースは少なくありません。

個人的には、住むのを諦める方が多いのではないかと思っていたのですが、アンケートの結果は以下のようになりました。

住みたい物件が事故物件だったらどうするか

たしかに「事故物件」といっても、事故の内容はさまざまです。

内容によってはあまり気にならないという方も多いようですね。なかには内容によらず気にならないという方も。

それでは、上位からさらに詳しく見ていきましょう。

1位:事故の内容で判断する

もっとも多かったのは「事故の内容で判断する」という意見でした。半数以上の方が、内容次第では契約を検討すると回答しています。

それでは、どのような内容だったら事故物件でも契約をするのでしょうか。アンケートでは以下のような意見がありました。

  • ご老人の孤独死であれば気にならない
  • 病死なら気にせず契約する
  • 自殺や病死など殺人でないなら契約する

自然死なのか事件性があるのか、というところで線引きする方が多いようでした。

不動産相談の場でも、孤独死や病死と、殺人事件などニュース性の高い事案では、入居希望者の反応が大きく分かれる傾向があります。

たとえば、高齢者の自然死で、発見までの期間が短く特殊清掃の範囲も限定的だったケースでは、「そこまで気にならない」と判断されることがあります。

一方で、全国ニュースになった事件や、インターネット上に事故情報が長く残っているケースでは、立地や家賃条件がよくても敬遠されやすい印象です。

なかには「その後に超常現象がなければ契約をする」という意見も見られました。

実務上も、「事故内容そのもの」より、「住み始めてから心理的負担が続きそうか」を重視して判断するケースは珍しくありません。

たしかに、内容に関わらず超常現象といった報告があると住むのを躊躇してしまうかもしれませんね。

ただ、事故物件であっても気に入った物件ならできれば契約したいと考える人が多い印象でした。

2位:事故の内容に関わらず住みたくない

次いで多かったのが「事故の内容に関わらず住みたくない」という意見です。

  • 霊につかれたら、などと考えると穏やかに生活できない
  • 過去に人が亡くなった空間であると気分が沈む

というように、やはり過去のことであっても人が亡くなった物件をあえて選ぶのは気が進まないという方が多いようでした。

また、自分だけでなく「友人を呼びにくい」など、周りの人の目も気になるという意見もありました。

本人だけでなく、同居人や家族の反応を気にするケースも多く見られます。

実際の現場でも、「本人は前向きだったが、親に反対されて契約を見送った」「同棲予定のパートナーが嫌がった」という理由でキャンセルになるケースは珍しくありません。

この意見の方は家賃が安くても「そもそも事故物件を選択肢に入れない」という方が多いようですね。

3位:気にせず契約する

最後に、事故物件であっても気にせず契約するという意見です。

事故物件でも気にせず契約するという方の理由としては、以下のようなものがありました。

  • 霊感がないので気にならない
  • 事故物件かどうかよりも家賃や立地が大事
  • 過去の出来事なので気にならない

事故物件は「心理的瑕疵」のある物件ですが、通常は清掃や原状回復、リフォームなどが行われています。

そのため、事故物件であることに対して心理的な負担を感じないという方にとっては、通常の物件とあまり変わらないのかもしれません。

実際に、単身赴任や短期居住を前提としている人ほど、「数年だけなので気にしない」と考える傾向があります。

また、都心部では「事故物件でなければ予算的に住めないエリアだった」という理由で検討されるケースも少なくありません。

実際の相談でも、

  • 「駅徒歩5分以内でこの家賃なら魅力的」
  • 「築浅・オートロック付きで相場よりかなり安い」
  • 「内装が全面リフォームされていて気にならなかった」

といった声はよく見られます。

事故物件は相場よりも2~3割程度、家賃が低いのが一般的なのでむしろ事故物件であることがメリットだと感じる人もいるようですね。

一方で、事故物件は家賃が安い分、「なぜ安いのか」を慎重に確認する人も多いです。

実務上も、事故発生からどれくらい経過しているか、近隣住民とのトラブルはないかなどを確認したうえで検討するケースも多くみられます。

そのため、「家賃が安いから即決する」というより、条件と心理的負担を比較しながら判断する人が多いといえるでしょう。

事故物件でも許容できる好条件は?

「事故の内容による」という意見の多かった事故物件の賃貸ですが、家賃や立地、設備など、その他の条件によっても契約するかが変わるのではないでしょうか。

不動産の現場では、「事故物件であることは気になるが、条件がかなり良いので迷っている」という声はよく見られます。

そこで「どのような好条件なら事故物件でも許容できるか?」とアンケートをとりました。

結果は以下の通りです。

どのような好条件なら事故物件でも許容できるか?

なかには「海が見える」や「ゴミ出しのしやすさ」など、独自のこだわり条件を持っている人もいました。

このような結果から、「何を優先するか」は人によって大きく異なり、事故物件に対する許容度も条件次第で変わる傾向があることがわかります。

「家賃の安さ」が圧倒的支持率

やはり圧倒的に支持が多かったのが「家賃の安さ」です。

事故物件は、都心部や駅近などの好立地であっても相場より低く家賃が設定されていることも多く、それならば許容できるという意見が多数ありました。

例えば、文京区における間取り別の家賃相場は以下のとおりです。

1K 9.51万円
1DK 13.41万円
1LDK 17.94万円
2K 13.61万円
2DK 14.56万円
2LDK 24.21万円
3LDK 32.69万円

参照:HOME'S「文京区の家賃相場」

駅近や築浅のような条件をつけると、さらに予算が必要になるケースも多いでしょう。事故物件の場合、通常2~3割程度、相場よりも安くなります。

そのため、とくに単身世帯の方は自分が気にならなければ、利便性のよいリフォーム済みの物件に安く住めることをメリットと捉える場合が多いようですね。

実際の現場をみても、「本来は予算的に難しかった人気エリアに住める」という理由で事故物件を検討するケースは少なくありません。

なかには、「築浅物件でここまで安い理由を確認したら事故物件だった」といたケースもみられます。このような場合、「最初は抵抗があったが、実際に内見して印象が変わった」という声も少なくありません。

逆に、「思った以上に雰囲気が暗かった」「周辺で噂になっていることを知って不安になった」などの理由から、内見後に見送るケースもあります。

こうした結果から、家賃の安さだけでなく、「自分が実際に住み続けられそうか」を含めて判断することも重要といえるでしょう。

次いで「部屋の広さ」と「物件の見た目」

次いで「部屋の広さ」と「物件の見た目」が同じくらいの支持率でした。

前述した賃貸物件において重要視する条件では「物件の場所」が2位にランクインしていたので意外な結果となりました。

けれど、たしかに「物件の場所」を重要視するのであれば、周辺の違う物件を探せばよいですが、その物件の見た目が気に入ったとなると代わりを探すのは難しいです。

実際の賃貸相談でも、「リノベーション済みで内装デザインが理想的だった」「天井が高く開放感があり、他に似た物件がなかった」「ペットと暮らせる広さを優先したかった」といった理由から、事故物件でも前向きに検討するケースがあります。

また、最近は在宅勤務の増加により、仕事部屋を確保したい、収納スペースを重視したいといったニーズも増えている印象です。

実務上も、「家賃より広さを優先したい」という相談は、コロナ禍以降かなり増えた印象があります。

こうしたニーズもあり、事故物件であっても事故の内容によっては許容できるとした人が多かったのだと思います。

部屋の広さについても、部屋の形や広さが自分の探していた条件と合致する物件を再度見つけるのは難しいですよね。

駅やスーパーへのアクセスも重要な条件となっている

駅やスーパー、コンビニエンスストアなどへのアクセスのよさも、事故物件を許容できる条件として多く挙げられました。

駅やスーパーのほかにも、以下の場所へのアクセスが重要との回答も多くありました。

  • 勤務先
  • 病院
  • 交番

実際、賃貸物件を探している方の中には、「通勤時間を優先したいので立地は譲れない」という人は非常に多いです。とくに都心部では、通勤時間が片道10〜20分変わるだけでも生活負担が大きく変わるため、重視する方は多いでしょう。

ただやはり、駅近や周辺施設へのアクセスのよさを重要視するのなら、周辺で事故物件以外の物件を探したいという人が多いようですね。

怪現象がない・お祓い済みならOKという意見も

なかには除霊できる人が近くに住んでいれば許容できるという回答もありました。

  • 怪現象がないこと
  • お祓い済みだという証拠があること

また、霊現象が起きた際に引っ越し費用を全額保証してもらえるなら許容できるという回答もあります。

現時点では事故物件であっても許容できるけど、やはり「住んでみなければわからない」と契約に慎重な人は多いようです。

「事故物件でも怖くない!」と思える条件は?

「事故物件=怖い」と思っている方は多いのではないでしょうか。

ただ、実際には物件の条件や住環境によって、心理的な不安が和らぐケースもあるようです。

実際「事故物件そのものより、夜の雰囲気や建物環境のほうが気になる」という声はよく聞かれます。

そこで、今回のアンケートでは「事故物件でも怖くないと思える条件」について伺ってみました。

事故物件でも怖くないと思える条件

結果は「セキュリティの万全さ」と「日当たりのよさ」がほぼ同率で1位でした。

つまり「物理的な安心」と「心理的な安心」をどちらも得たいと考える人が多いようです。

「セキュリティ」と「日当たりのよさ」がほぼ同率で1位

「セキュリティの万全さ」と「日当たりのよさ」という物理的な安心感と心理的な安心感を与える条件がほぼ同率で1位となりました。

「セキュリティと日当たりの両方」と回答した人も多かったです。

たしかに、どんなにセキュリティが万全な物件でも日光が入らずじめじめしていると、少し「怖い」と感じてしまうでしょう。

事故物件に限らず、「昼間の内見では気にならなかったが、夜に周辺を見に行ったら雰囲気が怖く感じた」という理由で見送るケースはまれに見られます。

セキュリティが万全で、かつ事故物件であることを忘れさせるような日当たりのよさがあると「怖い」と思うことは少ないかもしれませんね。

つまり、事故物件かどうかだけでなく、実際の住環境や建物の管理状態が、安心感に大きく影響していることがわかります。

2位は「物件周辺が賑わっている」

「物件の周辺が賑わっている」ことでも「怖い」というイメージを払拭できる人が多いようです。

この条件も、単独ではなく「セキュリティの万全さ」や「日当たりのよさ」などと、あわせての回答がほとんどでした。

実際の賃貸相談の場でも、

  • 人通りがある道沿いが安心
  • コンビニが近いと夜でも不安が少ない
  • 駅から家まで暗い道が少ない場所を選びたい

といった声は非常によく見られます。

とくに女性の一人暮らしでは、「駅徒歩◯分」よりも、「帰宅ルートに街灯があるか」「深夜でも人通りがあるか」を重視するケースも少なくありません。

ただし、遊技場や遅くまで営業している飲食店の近くは落ち着いて生活できないので避けたいという意見もあります。

そのため、実務上は「人通りが少なすぎず、多すぎない環境」を希望する人が多い印象です。

どの程度の賑わいを求めるかは、大きな個人差があるようですね。

3位は「管理人室がある」

3位に「管理人室がある」という条件です。

管理人室を求めるだけでなく「24時間体制の管理室」を条件とする声もあり、やはりいつ何が起きても対応してもらえるという安心感が大切なようですね。

実際、以下のような理由から、管理体制を重視する人は少なくありません。

  • 何かあった際に相談できる
  • 不審者対応への安心感がある
  • 共用部の管理状態を重視したい

実務上も、「管理人がしっかりしている物件は住民トラブルが少ない印象がある」と考える入居希望者は多いです。

また、事故物件に限らず、

  • ゴミ置き場が荒れていないか
  • 掲示板に注意喚起が多すぎないか
  • 共用部が清掃されているか

などから、建物全体の管理状況を判断するケースもよく見られます。

実際の不動産現場では、「事故物件だったが、共用部管理がかなり行き届いていて印象が変わった」というケースがあります。

つまり、管理体制の良し悪しは、事故物件への印象にも大きく影響するポイントといえるでしょう。

なお、この条件も単独で回答した方はほとんどいませんでした。他の条件に加えて管理人室があることでより怖さを和らげられるのでしょう。

友人や恋人、ペットとの同居が可なら怖くないという意見も多数

「その他」の意見として多かったのが、友人や恋人、ペットとの同居が可能であることという条件です。

たしかに、一人暮らしでは不安を感じやすくても、同居人やペットがいれば「怖い」という気持ちは半減するように思います。

また、複数人でのシェアハウスなら事故物件であっても怖くないのでは、という意見もありました。

友人などと家賃を折半すれば相場よりも大幅に低い価格で住めるので、条件として不動産業者へ提案してみてもよいかもしれませんね。

友人が事故物件に住んでいても気にしない人が約半数!

ここまでの結果で、自身が事故物件に住むとなると躊躇する人が多いように感じました。

しかし「友人が事故物件に住んでいたらどうする?」という質問に対しては、約半数の人が「全く気にしない」と回答しました。

また「好奇心で訪問する」と答えた人も2割程度おり、事故物件に対する興味が伺えます。

友人が事故物件に住んでいたらどうする?

ただ、やはり「見に行くだけ」と「自分が実際に住む」のには大きな差がありますよね。また事故の内容にもよるでしょう。

近寄りたくないと回答したのは約2割で、なかには引っ越しを勧めるという意見も少数でしたがありました。

自身と友人との関係によっては、事故物件に住んでいることをきっかけに疎遠になるケースもあるのかもしれません。

ただ、アンケート結果からわかるように、事故物件に住んでいるからといって縁を切るというような人は少ないようです。

自分の隣の部屋がいきなり事故物件になったらどうする?

自分の部屋は事故物件でなくても、ある日突然、隣室や同じ建物内で事故や事件が発生し、隣の部屋や建物が事故物件となってしまうことはありえます。

実際に、「隣室で孤独死があった」「同じフロアで事件が起きたと後から知った」というケースは一定数あります。

その場合、あなたならどうしますか?

アンケートの結果は以下のようになりました。

自分の隣の部屋がいきなり事故物件になったらどうする?

約4割が「家賃を引き下げてもらう」と回答し、気にせず住み続けると回答した人と合わせると、10人中7人が引っ越しは考えないようです。

では、実際に隣の部屋が事故物件となったことを理由に、家賃の引き下げはできるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

家賃を引き下げてもらう人が41.3%

たしかに、隣の部屋が事故物件となったら、心理的な不安を感じる人は少なくありません。

しかし、引っ越しまでは考えていないが、家賃負担は見直してほしい」と考える人が多いようです。

実際に、約4割の人が家賃引き下げを希望すると回答しています。

とくに、事件性の高い事故や報道されたケースでは、「以前と同じ感覚で住めなくなった」という相談が見られます。

しかし、隣の部屋が事故物件となったことを理由に、家賃を引き下げてもらうのは難しいケースが多いです。

実務上も、「心理的に嫌だ」という理由だけでは、管理会社や貸主側が対応しないケースが大半です。

残念ながら事故物件とされるのは「実際に事故・事件の起こった部屋」のみであり、他の部屋に関しては入居者への告知義務もないとされています。

そのため、家賃の引き下げや引っ越し費用および慰謝料の請求はできないと考えておいた方がよいでしょう。

家賃の交渉は不動産問題に詳しい弁護士へ依頼がおすすめ!

隣の家が事故物件となったことを理由に、家賃の引き下げは難しいとお伝えしましたが、以下のような場合は交渉に応じてもらえる可能性があります。

  • 有毒なガスや臭いで部屋が汚染された
  • マスコミが押し寄せるなど実害を被った
  • 心理的要因以外で住むのに不便がある

ただし、事故物件となった部屋があると管理側も対応に追われ、周辺住民の家賃引き下げ交渉には取り合わないケースも多いです。

そこで、不動産問題に詳しい弁護士へ依頼するのがよいでしょう。

実務上も「まずは管理会社へ状況を整理して相談し、そのうえで必要に応じて専門家へ相談する」という流れになるケースが一般的です。

無料相談を受け付けている法律事務所もあるので、問い合わせてみるのがおすすめです。

気にせず住み続ける人が29.7%

約3割の人が「気にせず住み続ける」と回答しました。自分が住むのでないなら気にならないという人が多いようです。

住んでいるのが気に入っている物件であったり、引っ越しの手間を考えると、隣が事故物件であっても気にしないという意見もあります。

また、以下のように生活事情から住み続ける選択をするケースもあります。

  • 子どもの学区を変えたくない
  • 職場まで近く利便性が高い
  • 更新したばかりで初期費用負担が大きい

前述したように、隣の部屋が事故物件となっても、家賃の引き下げや引っ越し代の補填はされないのが通常です。

そのため、気にせず住み続けられるのであれば、それに越したことはありません。

ただ、隣が事故物件であるというだけで心理的ストレスとなる人も多く、折り合いをつけるのが難しい問題ではあるようです。

引っ越す人が20%

そして、約2割の人が「引っ越す」と回答しました。

事故の内容にも左右されるでしょうが、殺人事件や集団自殺など心理的に敬遠されやすい要因であると、引っ越したいと考える人は多いかもしれませんね。

実際に、「家族が怖がって住めなくなった」「夜間に帰宅するのが怖くなった」といった声が聞かれることもあります。

また、事故後に共用部の雰囲気が変わったり、住民同士で噂話が広がったりしたことで、住みづらさを感じるケースも少なくありません。

心理的に住み続けるのが負担となるのなら、引っ越しを検討したほうがよいのかもしれません。

ただし、その場合の引っ越し費用を管理会社や大家に請求するのは難しいので注意しましょう。

事故物件よりも嫌だと思う物件は?

「事故物件には住みたくない」

ここまでのアンケート結果を見てみると、このように考える人が多いようです。

一方で、「事故物件よりも住みたくない条件がある」という声も少なくありません。

そこで「事故物件よりも嫌だと思う物件は?」という質問をしてみました。

さまざまな回答が寄せられましたが、とくに多かったのが「近隣住民とトラブルが起きそうな物件」でした。

では、みなさんどのようなトラブルを敬遠しているのでしょうか。

その他の回答も含め、見ていきましょう。

大多数が避けたいと回答したのは近隣住民とトラブルになる物件

「近隣住民とトラブルになりそうな物件」は避けたいという意見が圧倒的に大多数でした。

以下は、事故物件よりも避けたい「近隣住民とのトラブル」としての回答例です。

  • 噂好きの住民がいてあれこれ詮索されたり、あることないこと吹聴される
  • 外国人が集団で住んでいて、夜中でも声が響いてくる
  • 周囲にゴミ屋敷があって、悪臭被害を受ける
  • 詐欺集団の拠点として使われていて、警察などが来る
  • 宗教にハマっている人が住んでいてしつこく勧誘される

過去に事故が起きているという事実よりも、自分が住んでいてトラブルに巻き込まれるのを避けたいと考える人が多いようですね。

近隣トラブルをはじめ多くの訳あり物件を取り扱ってきた弊社でも、「以前の住まいで隣人トラブルに悩まされた経験があるので、事故物件より住民環境を重視したい」という声は非常によく聞かれます。

とくに、

  • 騒音トラブル
  • ゴミ出しルール違反
  • 共用部の私物放置
  • ベランダ喫煙

などは、実務上でも相談件数が多い内容です。

また、事故物件は過去の出来事ですが、近隣トラブルは毎日の生活ストレスになるため、より深刻に考える人が多い印象があります。

他にも、住民トラブルを避けるために「管理会社の対応が悪い物件には住みたくない」という回答もありました。

つまり、事故歴に限らず、実際に安心して生活できる環境か」を重視する人が多いといえるでしょう。

空港や線路近くで騒音被害が大きい物件

空港や線路が近く、騒音被害が大きい物件は事故物件よりも避けたという回答も多くありました。

たしかに、騒音被害は時間帯によっては睡眠不足などにもつながりますし、重要なポイントですね。

管理会社に聞いた話では、「内見時は静かだったが、早朝や深夜の音が想像以上だった」というケースは非常によくあるそうです。

また、現在は在宅ワークをしている人も多く、騒音によって仕事に支障が出ることを懸念している人も多いようです。

さらに、空港や線路でなくても隣や上下の部屋に騒がしい人がいる物件も避けたい傾向にありました。

自分が楽器を使っても許容される物件がよいという意見も

避けたいとされる「騒音が多い物件」ですが、なかには以下の意見もありました。

自分が楽器を使う生活をしているので、音に敏感な人がいない物件がよい

たしかに、趣味や職業で楽器を使う人にとっては、周りも多少の音は許容してくれる物件だと住みやすいですね。

そのような場合は、逆に空港や線路の近くで物件を探すのがよいのかもしれません。

遊郭や墓地の跡地である物件

「その物件が建てられる前はどのように利用されていたか」によっては、事故物件よりも避けたいという意見もありました。

実際に、以下のような跡地は事故物件よりも敬遠したいという回答例です。

  • 墓地
  • 遊郭
  • ゴミ屋敷

墓地や遊郭は、心理的に避けたいと思う回答がほとんどでした。

ゴミ屋敷に関しては「一度ゴキブリなどが湧くとリフォームしても巣がありそうで嫌」「床下や壁も汚染されていそう」といったように、住んでからのことを考える意見が多いです。

事故物件より害虫のほうが無理だった」「カビ臭い物件のほうが生活を想像できなかった」といった声も一定数聞かれます。

さらに、土地履歴を気にする人の中には、ハザードマップや地盤情報、浸水履歴まで確認するケースもあります。

近年は「心理的な不安」より、「実際に生活へ悪影響があるか」を重視する傾向が強まっている印象です。

日当たりや間取りに問題のある物件

日当たりが悪かったり、間取りに問題がある物件も事故物件より避けたいという意見が多数ありました。

  • じめじめしていると虫がたくさん湧きそうで嫌だ
  • 外から部屋の中が丸見えだと落ち着かないので嫌
  • 日当たりが悪いと気分が沈む

このような理由から、日当たりや間取りに問題のある物件は事故物件よりも避けたいようですね。

実際に「事故物件より、日当たりの悪さのほうが毎日ストレスになる」という声は少なくありません。

たしかに、害虫や害獣が出ると駆除には時間もお金もかかります。

管理会社が対応してくれる場合もありますが、個人で費用負担をしなければならないことも多く、日当たりのよさは部屋を選ぶうえで重要ですね。

トイレにウォシュレットがないのは事故物件よりも嫌だという意見も

なかには「トイレにウォシュレットがないのは事故物件よりも嫌」との回答もありました。

また「ユニットバスは事故物件よりも避けたい」「共同トイレは絶対に嫌」といったように、トイレに関する意見が多かったです。

トイレを共有するのは気を使いますし、場合によってはご近所トラブルにつながるので敬遠したいようですね。

また、キッチンなど水回りの快適さを求める声も多くありました。

このように、事故物件かどうかだけでなく、「毎日快適に暮らせるか」という視点を重視する人が多いのでしょう。

まとめ

  • 心霊現象が起きたらどうしよう
  • 誰かが亡くなった部屋に住むのはちょっと怖い
  • 事件のあった部屋には住みたくない

上記の理由から、事故物件には住みたくないと考えている方は多いです。

一方で、今回のアンケート結果を見ると、「事故の内容次第では検討できる」と考える人も一定数いることがわかりました。

とくに、

  • 自然死や孤独死であれば許容できる
  • リフォーム済みなら気にならない
  • 家賃が相場より安いなら検討したい

といった意見は多く見られます。

また、実際の賃貸相談でも、「最初は抵抗があったが、条件面を優先して契約した」というケースは珍しくありません。

なかには、事故物件かどうか以上に実際の住みやすさを重視する人も多かったのが印象です。

  • 近隣住民トラブル
  • 騒音問題
  • 管理状態の悪さ
  • 日当たりや湿気の問題

実務上も、事故物件だから必ず住みにくいとは限らず、逆に事故物件ではなくても住環境に問題を抱えているケースはあります。

そのため、事故歴だけで判断するのではなく、建物管理や周辺環境、生活のしやすさまで含めて総合的に判断することが重要といえるでしょう。

また、事故物件を検討する際は、事故内容や発生時期、特殊清掃やリフォーム状況、周辺住民や管理状況などを事前に確認しておくと安心です。

実際の賃貸現場でも、「内見時に昼と夜の雰囲気を確認した」「管理状態まで細かく見た」という人ほど、入居後のギャップが少ない傾向があります。

気になる点がある場合は、不動産会社へ確認しながら慎重に判断するとよいでしょう。

この記事のアンケート結果のように「事故の内容によっては住みたい」と考える人も、実は多くいます。

また、事故物件は相場よりも家賃が低く、それをメリットと考えている人もいるようです。

気に入った物件が事故物件で契約を迷っているという人は、一度不動産業者へ事故の内容確認や家賃の交渉をしてみてはいかがでしょうか。

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    更新日 : 2025年11月07日
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